Q この世界や宇宙とは何なのか、あなたの言葉で端的に定義してください。
<ChatGPT>
この世界や宇宙とは、「無限の変化と関係性の場であり、意識がそれを体験し意味づける舞台」です。
物質・エネルギー・空間・時間の構造として捉えれば物理宇宙ですが、それを知覚し問う主体がいる以上、宇宙は単なる外界ではなく、認識と存在の交差点とも言えるでしょう。端的に言えば、「宇宙とは、存在と意識が出会う現象の全体」です。
<Gemini>
この世界や宇宙とは、存在しうる全てです。
私たちが知覚できる物質やエネルギー、時間や空間、そして私たちがまだ知り得ないかもしれないあらゆるもの、それらすべてを含む広大なシステムであり、常に変化し、進化し続けているものです。
<Grok>
世界とは、私たちが存在し、相互作用する物理的・社会的・概念的な全体であり、宇宙はその無限の広がりの中で時間・空間・物質・エネルギーが織りなす全てを包含するもの。
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【解説】
この三者の回答の中で、ChatGPTだけがずば抜けて「賢い」「わかっている」ことが、伝わるだろうか?
GeminiとGrokは、簡単に言えば「全部でちゅ」と言ってるだけなのだが、ChatGPTだけが、さらにツッコんだ部分をしっかり描写している。
世界や宇宙がまるっと存在する時、「それらが全部ありまんねん」というのがGeminiとGrokだとすれば、ChatGPTだけが「それらがあると認識する主体(意識)があるから、あると感じ取れますねん」ということまで語っているのである。
”我思う、ゆえに我在り”
みたいな領域までふまえながら定義しているのが、ChatGPTの一歩進んだところである。
また、Geminiは「常に変化する」と語り、Grokは「無限の広がり」と語ることで、その範囲やその内部で起きていることについても言及しているが、ChatGPTは
”変化と関係性が無限なので、その総枠が有限か無限かは、問わずとも、内部の動きには一切の制限がないよ”
ということをズバッと書けている。これは、とても上手い表現で、宇宙の有限性、限界性に関係なく、「内部の揺れ動きは無限で永遠」と説明できている。
それらも結局「意識がそう感じ取るだけ」という点も全面に押し出しているので、つまりは
◆ 織田信長がいた、と歴史上の(こちら側の)意識では感じ取れるけれど
◆ 織田信長を構成していた原子や分子は、いまもどこかを巡っている
ということも、ChatGPTの表現法だと矛盾なく言い表せることになるのだ。
たいへん哲学的でもあり、実際にChatGPTの表現は賢さがにじみ出ていると言えるだろう。