2019年2月25日月曜日

宗教2世同士の交流は安全か、それとも危険か?



 久しぶりの更新です。


 ワタクシ武庫川散歩は、この名前ではなく、いろんな名前で活動しているのですが、最近



 お金儲け ぐへへ


なアカウントをひとつ増やして、 このセカイでの成功を実現させようとそっちに時間を割いているので、解脱者ネタは少なめでした。





 え?解脱者なのにこの世での成功を求めているのか、って?



 いえ、別に求めていません。解脱者なので勝手に成功しちゃうんです。



 いつも寝ていると、パンツが自然に脱げているのと同じです。



 解脱者ですから!







 とまあ、いつもの調子で始まりましたが、この世を儚んだ解脱者・哲学者モードと、バリバリ世渡りをするビジネスマンの二つの顔を使い分けながら生きているムコガワですので、


 世捨て人


というわけでは全然ありません。



 解脱とビジネスの世界を行ったり来たりしている、まるで小野のような変幻自在さですね。



 小野篁を知りませんか?!



 あの絶世の美女、小野小町のお父さんともおじいさんとも言われている平安貴族で



 昼は官僚


 夜は閻魔大王の使い



として、京都の六道珍皇寺にある井戸を出たり入ったりして冥界と行き来をしていた人物ですよ。



 わたくし、ムコガワも昼はビジネスマン、夜は解脱者として、


 ちん○   を出たり入ったり・・・。



 はい、アウト!!!!!




~~~~~~~~~~



 ごめんなさいね。いきなりこのブログを見た人はびっくりするかもしれませんね。だいたいいつもこんな調子でやってます。



 不快に感じた人は、そっとブラウザを閉じてください。



 

 さて、ムコガワさんは最近、ツイッターで宗教2世の人といろいろ交流をしたり、自分のエホバの証人2世体験を語ったりして、できれば宗教から自立したいと思っている人たちの力になれるよう頑張っているわけですが。



 こうした宗教2世同士の交流が、よいことなのか悪いことなのか



について、すばらしい知見があったので紹介しておきましょう。



 私は、最近のビジネス論壇においては「橘玲」さんの著作が一押しなのですが、


『言ってはいけない』
https://www.shinchosha.co.jp/book/610663/

の作者の方ですね。


 最近、『もっと言ってはいけない』も出ました。
https://www.shinchosha.co.jp/book/610799/





 その方の記事で、ピアサポートの良し悪しについて書かれていたので、紹介です。




荒らしやポルノ、ピアサポートでつながる自由の闇
https://diamond.jp/articles/-/194991?page=3




 同じ悩みを持つ人たちが集って経験を話したり、悩みを相談しあうのが「ピアサポート」だそうですが、ツイッター上に集う


「宗教2世コミュニティ」


もまさしくこのピアサポートの一体系と言えるかもしれません。



 ナウな話で言えば、とにかく今ツイッター界は、エホバの証人2世軍団と、幸福の科学2世軍団が熱いです。



 まあ、HSは、息子が離脱してyoutuberになったりして、大変なことになっていますからねえ。



  エホバの証人さんのほうは、たぶん近々組織が崩壊するでしょう。そう預言しておきます。




 さて、このピアサポート、体験を通じて支えあいや励まし合いがあることは悪いことではないのですが、誤った方向へ進むと



「そうした課題や問題を抱えている状態をライフスタイルの選択だと肯定してしまう」



危険もあるとのこと。



 宗教問題でいえば、脱会することが当初の目的でありながら、のちに


「脱会者であることがアイデンティティとなり、当事者同士しか理解し得ないよね、みたいな感覚に陥ること」



は、まずい方向性といえるでしょう。



 HSでもJWでも、宗教2世あるあるの中で話は進みますから、どうしても当事者同士の「内輪ネタ」で盛り上がることは必定です。



 しかし、橘さんの記事にもあるように、その経過によっては


「古傷を悪化させたり、励ましに依存するようになったりする」


危険性もあるわけです。



 なので、ツイッターでも私はいつも言っているのですが、ツイッターかいわいで2世信者が思いをぶちまけるのはもちろんOKだけれども



「一定の時期が経てば、ツイッターも卒業して、この世でバリバリ生きていこうぜ!」



というスタンスがよいのではないか?と思います。



 なので、わたしはいつもバリバリこのセカイで生きています。



 ピアサポートは、最終的な居場所ではなく、一時的なツールに過ぎません。



 宗教からネットのつながりが依存対象に変わっただけなら、なんにも解決しないからです。



 先日、うちの弟子も無事卒業してゆき、どこか遠いところで就職しましたが、彼女にとっては私は



「過去の男」



でよいのです。ひゅーひゅーかっこいい!



 それが健全なこのセカイの歩み方なのですから、自信を持って行ってしまえばよろしい。



 そのためには経済的自立が必須です。



 なので、ムコガワは



「金儲け」


についても研究を怠らないのですね。



 金があれば、自立できるし、依存せずに生きていけるんじゃー!



というのも、ある意味事実だからです。





 あ、だから弟子に


「師匠!ブログでの稼ぎ方を教えてください」


とか言われるのか。




 










2019年2月7日木曜日

児童虐待 8万人の衝撃!!




 衝撃のニュースが、飛び込んできました。




 児童虐待通告 8万人(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019020700407




 児童虐待の疑いがあるとして昨年、児童相談所に通告された事案が




 8万件



もあった、というのです。通告、すなわち連絡があっただけで8万件ですから、外部に出ていない数字はもっと多いと推定されるでしょう。




 ちなみに、年間3万人を越えていた自殺者は、昨年は、


 2万1000人


で、 交通事故死者数は



 3500人



です。



 さらに、1年間に8万人とはどんな数字なのかといえば、




 1年間の行方不明者数



がちょうど、8万人で、これはこれで怖い。




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 これだけ児童虐待が溢れていると、そりゃあ児童相談所の職員では手が足りないことは当然です。



 解脱者ムコガワは、基本的にはこのセカイの出来事については、積極的に関与すべきではないとは思いますが、もしこれらの虐待を減らすには、どういう方策があるかを考えることはできます。



 
 ◆ 親が自然に親権を手に入れられるから悪い → 親権は免許制にする


 そもそも、肉体的に親になる人物が、社会的に親の役割を果たせるかどうか担保されないところからこの話は始まります。


 私達は、自然と肉体的親は社会的な親であるべきだと思っていますが、果たしてそうなのかどうか。



 そこで、社会においては、「親」という資格をもうけ、その資格に満たないものは「仮免許」で親になっていただく、というのはいかがでしょうか?


 そして、子供ができずに悩んでいる夫婦にも、もちろん「親」の資格を認める評価をして、資格を失った肉体的親から社会的親に子供を渡すようにする、というシステムはいかがでしょう。



 類似した考え方ですが「親」であることと「保護者」であることを分ける、という手もあるかもしれません。


 親には自動的になれるけれど、「保護者資格」を有さないものは、保護者にはなれない、というシステムです。





 ◆ 子供は国家のものにしてしまい、親に貸し出す


  好き嫌いがはっきり分かれる政策ですね。戦前の国家主義になってしまう恐れがあるので、なかなか際どい問題発言ですが、子供の監督権を保護者から奪ってしまい、いったん国家に帰属させる、というシステムは作ることはできそうです。


 政府のみなさんは「子供を産め産め」とすぐ言いますが、彼らの頭のなかにはどこかしら


 子供は国家のものだ


と考えているふしがあります。それを具体化するだけです。


 奈良時代の考え方は、むしろこれでした。 人民は国家のもの(天皇のもの)だったわけです。





 ◆ 子供は家・地域・小集団のものにする


  口分田制度がうまく行かなくなってから、平安時代から戦前までは、どちらかというとこのシステムが生きていたといえるでしょう。


 子供は、ムラやイエのもの、あるいは「氏族」という同族集団に帰属するという考え方です。


 これだと、イレギュラー的に養育不足の子供が生じても、ムラやイエが責任を持つので、国家に取り上げられずに管理下に置く事ができます。


  しかし、個人の自由は制限され、どちらかといえば「家長」の権限がよりいっそう強くなることは想像できます。


 戦国時代だと、子供たちも全員命をかけて戦いに駆り出されるパターンです。





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 しかし、感覚や概念ではなく、実際のリアルな現場で起きていることは、「子供が誰のものか」という問題でも、「誰に保護権・義務があるのか」という問題でもありません。



 この話はごくごく簡単で、別にこどもだけではなく、たとえばDVに苦しむ女性なんかもまったく同じで、



「日本には、逃げたいと思った時に、逃げられる場所がない」



ということに尽きます。



 縁切り寺のように「ここにさえ逃げ込めばなんとかなる」という場所もなければ、「ここにさえ連絡すれば、保護してくれる」という場所がないことがそもそもの問題で、おそらくはそこから後は、制度を変えなくてもなんとかなることだらけなわけです。



  たとえば、市役所にそういう場所があってもいいでしょう。そこにさえ飛び込めば、あとはなんとかしてくれる課。


 たとえば、病院の一角にそういう場所があってもいいでしょう。


  あるいは、交番でも飛び込んでしまえば追い返されずにかくまってくれるシステムでもいいでしょう。


 一時期話題になりましたが



 赤ちゃんポストの自分版



があればいいのです。自分をそこに放り込めば、とりあえず生きてゆける、みたいな。



 
 本来は、寺院や教会がその受け皿だったはずなのですが、残念ながら今はそうではありません。


 悲しいことですね。


 








2019年2月6日水曜日

出家女子が就職した!



 このブログの人気記事のひとつが、なんでかよくわからないけれど


 出家女子がやってきた!
 https://satori-awake.blogspot.com/2017/03/blog-post.html


なんですわ。もう2年ぐらい前の記事なんだけれど、けっこうアクセスがあります。



 話は、解脱者であるワタクシ武庫川のもとに、弟子である20代のきゃわいい女子が出家してやってくる、というただそれだけの話なのですが、 さすがに2年も前の話なので、今はもちろん還俗しています。


 さて、彼女。就職して退職してまた就職したりなんかして、なわけですが、最近おめでたいことに


 某巨大IT企業


に再就職して、そのホワイト企業ぶりに圧倒されながら幸せに暮しています。


 むしろ、師匠であるわたしのほうが、ど田舎村の極小企業に勤めているので、わからないものです。


 まあ、悟りを開いているので、務めている企業の大きさよりも


 ちん○の大きさ


のほうが、大事だと思う今日このごろ。なんでやねん。




 ……。まあ、こういう下ネタを仕込むと、たいてい弟子には


「キモっ!」


と秒殺されるのですが、 みなさん、くれぐれも若い女性にセクハラをしてはいけませんよ。



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 その元出家女子である弟子のハガネちゃんが、このたび


「初給料が出たので、プレゼント送りますね~」


と、あれやこれや面白そうなものを詰め合わせにして武庫川邸に送ってくれました。


 たいへんに殊勝な心がけでございます。ありがたや。ありがたや。


 いまどき初給料(ただし、再就職)でプレゼントをくれる、というお気持ちがありがたいではないですか。


 師匠冥利に尽きるというものです。


 まあ、彼女も人生いろいろあったので、これからしばらくは安定した企業で、安定した給料を稼いで、安定した生活を送ってほしいものです。



 くれぐれも、これまでのように


「公共物を拳で破壊したり」


「夜中に裸足で飛び出したり」


「通報されたり」


しないで過ごしてくださいね!





 こんなのブログに書くと、また


「消せ!ボケ!カス!」


と言われそうですが。言われるまで消さなーい。









2019年2月1日金曜日

ネットは人を救うかもしれないが、ネットの中の人は人を救えないかもしれない。




 ・・・いたましい事件が起きたようです。



 私は、ふだん、誰かの容姿や、容貌などに対して否定的に言及したり、それをもって卑下するようなことはほとんどしないのですが、今回だけはどうしても溢れてしまうものがあり、それをこらえることがかなり苦しい感じがします。




 昨日から今朝にかけて、おそらく日本中で数多くの人が、そうした言説を言ってはいけない、感じてはいけないと思いつつも、どうしてもあふれ出る感情をこらえきれない、そんな状態が続いているのではないでしょうか。



 ・・・。



 ・・・・・・。



 ああ、この押さえきれない感情、どうしたらいいと言うのでしょうか。





 ハゲとるやないかいっ!!!!



 ハゲちらかしとるやないかいっ!!!!!


(個人の感想です)




 ・・・・・・はあ、はあ、はあ。



 なんとか冷静さを取り戻しましょう。



 なんと言っても、わたしはハゲてはいないが、チビでデブです。髪の量でも、肉の量でも負けてはいません。

 冷静に。


 



 そこへ、うちの奥さんも横槍をいれます。



「ねえ、どうして35歳であそこまでハゲるの?」



 そ、それについては、


「そ、そういう人もいるよね、いるんじゃない?」


とやんわりと回答する以外にないのですが、それでも溢れてきます。



つるっパゲやないかい!!!!!





  なんということでしょう。





 きっと、19歳女子が、最期に思った人間としての心、感情、気持ち。そのすべても



 ハゲとるやないかいっ!!!!!!!!



で、その気持ちが最後の晩餐のようなもので、そして殺されていったとしたら、これはいったいなんなんだ!とよじれるような気持ちになるのです。




 人が亡くなる直前の感情が、最期の最後の感情が、これだなんて、いったいどうすればいいのでしょうか。


 涙が溢れます。苦しくて仕方がない。





 きっと関係者全員が、言ってはいけないことと知りつつも、感じたことでしょう。



 新聞記者さえも、この気持ちが溢れているのです。引用してみます。



 日刊スポーツより
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201902010000072.html?Page=2



”容疑者は午後5時すぎ、警視庁亀有署に移送された。長めの髪でふっくらとした中学時代のアルバム写真とは打って変わり、ひげをはやし、頭頂部ははげ上がっていた。 ”




 もし、今回の私の記事をみて、「不謹慎だ」「失礼だ」とポリコレを感じた人は、自分の胸に手をあてて


「私は一切、ハゲてるとは思いませんでした」

と言う人だけ、私に石を投げてください。



 イエス、キリストだってそう言っています。




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 さて、話は変わって真面目な話をします。いや、ここまでも真面目な話だったのですが。



 今回の事件は、19歳の女子大生が、ネットで知り合った35歳無職男性(容姿は前述のとおり)によって



「会ったその日に殺害」



されたというものすごいものです。



 ネットで知り合って殺人というのも、よくある話でもはや慣れっこですが、即殺というのもスゴイです。



 ここで、この事件を知った誰もが考えたことがあると思います。



 それは、



「おそらくネット上では、犯人はハゲてはいなかったのだろう」



という点です。これは重要。すこし正確さに注意して言い換えるならば



「おそらく被害者は、犯人があんなにハゲている人物とは、思いもよらなかっただろう」



ということでもあります。



 ええい!もうこの際、容姿はどうでもいいでしょう。もっとわかりやすく言えば




「被害者は、犯人をネット上では善人だと思っていた」


しかし


「リアルの世界では、犯人は悪人だった」



ということです。ここがとても重要です。




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 ネットの世界で過ごしていると、私なんかは解脱者を称しているゆえ、弱き者や苦しみを抱えている者とよく出会います。


 そして多くの苦しみを抱えた人たちは、ネット上の言説、ことば、声かけに救われています。



  そう!ネット上には、良き人がたくさんいるのです。







  しかし、一方そうした人たちと出会ってしまうと、妙齢の女子たちは、


「イケメンに偽装したおっさん」

「女子高生といつわったおっさん」

「優しい言葉をかけてくるハゲ」


にレイプされたり、殺されたりしてしまう。



 このギャップは、なんなんだ!



と思わざるを得ません。




 つまり、


「ネットの中には、たしかに救いはある」


かもしれないけれど


「ネットの中の人は、救いではない」


ことが多いのです。



 ということは、究極的には



「ネットの中の救いは、偽りである」


と言ってもよいくらいでしょう。



 解脱者ムコガワは、弟子を数名とっていますが、実はリアルできちんと応対した人以外は、弟子にしていません。


 
  なので、ネット上で、弟子を救えないのです。



  励ましのことばをかけたり、ねぎらいのことばをかけることはたやすい。


 しかし、人を本当に救うには、リアルの力が必要だと考えています。




  これは、恐ろしいことでもあります。



 ネットには、救いをもとめて、誰にも相談できなかったり、一人で闇に落ちている人たちがたくさんいます。


 それがネットという空間で、わずかながらの救いを得ている。


 しかし、それは実は幻想であって、ネットに救いはなく、そこから一歩でも踏み出せば餌食である。


というのであれば、あまりにも無残で、恐ろしすぎます。



 

  それは、身がよじれるほどの恐ろしさです。




 人は弱い。そして救いを求めてしまいます。


 ネットで得られると思った救いが、これで救われると思った希望が、リアルの世界に出た瞬間、豹変するのです。






 ハゲとるやないかいっ!!!!!!



 この恐怖!この絶望!この衝撃!



 諸行無常とは、まさにこのことです。



 19歳の女性がせめて冥界では幸せになってほしい、と心から願います。