2014年7月30日水曜日

<まとめ>アドラー本集めました。 ~アドラー心理学関連書籍コンプリート~

 今回の記事は、ちまたに溢れるアドラー本の「総まとめ」です。お好きな方・コンプリートしたい方はどうぞ。

 別に推奨しているわけではないけれど、ワタクシ武庫川散歩の考えに通じるところが多々あります。


(2014年7月現在・気がつけば追記します。価格は変動あるかも)


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◇「子どもの教育」Adlerian Books
 アルフレッド・アドラー 岸見一郎 一光社1998  \1944


◇「アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために」
  岸見一郎 ベストセラーズ1999 ベスト新書  \700


◇「アドラーに学ぶ―生きる勇気とは何か」
  岸見一郎 アルテ2008  \1944


◇「性格の心理学―アドラー・セレクション」
 アルフレッド・アドラー 岸見一郎 アルテ2009  \1944


◇「人生の意味の心理学(上・下)」
 アルフレッド・アドラー 岸見一郎 アルテ2010  各\1944


◇「アドラー 人生を生き抜く心理学」
  岸見一郎 NHK出版2014 NHKブックス2010  \1080


◇「困った時のアドラー心理学 (中公新書ラクレ)」
  岸見一郎 中央公論社2010


◇「アドラー心理学 シンプルな幸福論 (ベスト新書) 」
  岸見一郎 ベストセラーズ2010


◇「個人心理学講義―生きることの科学 (アドラー・セレクション) 」
  アルフレッド・アドラー 岸見一郎 アルテ2012  \1944


◇「嫌われる勇気」 自己啓発の源流 アドラーの教え
  岸見一郎 ダイヤモンド社 2013  \1620


◇「今日から始める 学級担任のためのアドラー心理学」
  会沢信彦・岩井俊憲 図書文化社2014  \1944


◇「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」
  小倉広 ダイヤモンド社 2014  \1728


◇「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」
  岩井俊憲 日本能率協会マネジメントセンター 2014  \1620


◇「アドラー心理学 実践入門---「生」「老」「病」「死」との向き合い方 (ワニ文庫) 」
  岸見一郎 ベストセラーズ2014  \648


◇「超図解 勇気の心理学 アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本」
  中野明 学研パブリッシング2014  \1296


◇「人はなぜ神経症になるのか―アドラー・セレクション」
  アルフレッド・アドラー 岸見一郎 アルテ2014  \2160


◇「アドラーを読む―共同体感覚の諸相」
  岸見一郎 アルテ2014  \2160


◇「勇気はいかに回復されるのか―アドラー・アンソロジー」
  アルフレッド・アドラー 岸見一郎  アルテ2014  \2160


◇「ありのままの自分を認める ~人生を成功に導くアドラー心理学>」
  岩井俊憲 宝島社2014  \1404


◇「比べてわかる! フロイトとアドラーの心理学 (青春新書インテリジェンス)」
  和田秀樹 青春出版社2014  \972


◇「アドラーに学ぶ部下育成の心理学 「自ら動く部下」が欲しいなら ほめるな叱るな教えるな」
  小倉広 日経BP社2014


◇「「もう疲れたよ…」にきく8つの習慣 働く人のためのアドラー心理学」
  岩井俊憲法 朝日新聞出版2014  \1404


◇「高校生のためのアドラー心理学入門―なぜ自分らしく生きられないのか」
  岸見一郎 アルテ2014  \1944








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2014年7月24日木曜日

<日常>人生相談 とある大企業の元管理職の嘆き 「息子が引きこもりなんです」

 夏、真っ盛り!額に汗して働く労働者裏の顔を持つ、武庫川散歩です。

 
 今日は、とある大企業の元管理職の方から寄せられた「悩み」について回答しようと思っています。

 どうして、そんな人物から、「こんな人物」である、武庫川散歩の元に相談が寄せられたのかは、また別のお話。




<相談>

 毎日が心苦しいです。持病もいくつかあり、満足に外を歩くこともできず、ただ、人生とは年老いて死ぬだけなのだな、と嘆いています。長女が結婚しましたが、最近の若い人は結婚式も挙げず、娘と連れ立ってバージンロードをあるくこともできません。

 息子は引きこもりで、仕事をしていません。誰かいい嫁さんでも紹介してくれれば、息子が自立できるのではないかと思いますが、うまくいきません。

 一生懸命仕事をしてきましたが、それが何であったかと振り返るとむなしいだけです。

 もちろん、私より不幸な方、たいへんな生活をしている方はたくさんいると思うのですが、贅沢だとわかっていても、愚痴を言ってしまいます。

 いつも心が晴れません。どうにかならないでしょうか。





 この方のバックグラウンドを、幸せか不幸か武庫川散歩は知っていますので、それを踏まえて回答すべきか、否かということに少し躊躇するところではあります。


 まずは、一般論で答えてみましょう。


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 人生を仕事に費やしてきたものの、年老いてきて振りかえると「ああ、これまでの人生はなんだったのだろう」と思うことは、ある種全ての人に共通の悩みです。

 ついでに、息子が自立していなかったりすると、将来に対してさらなる不安が生まれることも、わかります。

 歳をとれば、大きいもの小さいものを問わず病魔が襲ってきます。


 言い換えれば、この方の悩みは、万人に共通の苦悩でもあるわけです。


 


 そんな悩みに、キリストであれば「神を信じなさい。そうすれば救われます」と言うでしょう。

 ブッダであれば「そうです。あなたの言うように、すべて空しいので捨て去りましょう」と言うでしょう。


 では、武庫川散歩ならどう答えるのか。



 「わがままなヤツやな~」



と言いたいキモチをぐっとこらえて、厳かにキリストとブッダの合体作戦でいきましょう。


「私を信じなさい。そうすれば救われます。現世は空しいので、あなたのもっている全ての財産を私に差し出しなさい」


とお告げを述べることにします。


 私に差し出すのがいやなら「あしなが育英会に寄付」でもいいです。ユニセフとかはいろいろ問題があるのでパスです。ふるさと納税でもいいですが、自治体の運用も信じられないというのであれば、


 やっぱり一番あなたが信用できる、武庫川散歩に寄付


が最善だと思います!(キリッ)



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 冗談はさておき、解脱を果たした「ザ・グレート解脱マン」である武庫川散歩が、丁寧な解説をしたいと思います。



 まず、娘の話です。バックグラウンドを知っている、と言いましたが、この方の娘はもう、39歳です。


 バージンロードがどうのこうのというより、「まずその歳で結婚できたことを感謝せよ!」と神は言ってます。たぶん。


 そして、どうせバージンじゃないんだから、そんなことをつべこべ言うな、とも仰せです。



 息子のほうも問題です。引きこもりの息子がどうやって生活しているかというと、「おとんが経営している駐車場の収入をそのまま渡している」のです。だから食べていける。


 そもそも、お父さん(相談者)は元大企業の管理職まで上り詰め、関連会社のトップに天下り(民間だからちょっとちがうか)したお金持ちです。


 収入が山ほどあるのです。


 ここではっきり天の声を言っておくべきです。


「あんたが甘やかしているから、息子が引きこもるのだ!あほか!」


と。


 一生懸命仕事をしてきた、というのは正しいでしょう。しかし、その結果がコレ、というのは半分以上は


あなたが自ら選択してきた人生


なのです。悔い改めなさい。



 相談者が知るべき真理は、とりあえずたった一つだけです。それは



「知足」



ということば。この方は、一見苦しんでいるようですが、「いつもそれ以上に幸せを手に入れたい」と思っている。


欲深い心


の持ち主です。派遣労働者より、あるいはブラック企業の社員より、誰よりも



自分は、良き人生を送ることができた



と感謝しなくてはなりません。あなたはたくさん、いろんなものを手に入れてきたでしょう。


 あなたの年金は、これからのどんな若い人たちよりも多いはずです。





 その感謝の気持ちと「知足(足ることを知る)」という心で、このセカイの金銭的な余剰をすべて捨て去ったとき、


感謝の念


が湧いてくるはずなのです。息子は、いよいよ自分の足で歩かねばなりません。あなたは


既にいろんなものを手に入れていた


ことに気付き、幸福を得るのです。



 だからこそ、一刻も早く金銭的な執着を捨てて、解脱しましょう。


 一刻も早く、武庫川散歩に全額を寄付しましょう!


 は、はやくATMのところへ行きましょう!


 こ、これから電話しますので、言われたとおりの数字のボタンを押しましょう!


 こ、行員が近づいてきたら「振り込め詐欺ではないです。大丈夫です」と笑顔で!


 それかもう、いっそ、小切手とかでもいいです!



 ご寄付、お待ちしております!

なーんて。




2014年7月13日日曜日

完成版「かもめのジョナサン」

 完成版が出たと聞いて、読みたいなあと思っていたのですが、「ちょっと遅れて」本日読了。



 不完全変態な最弱解脱者が読むところの「かもめのジョナサン」のお話です。





  ちなみに、「トラック野郎」シリーズでしたかね。やもめのジョナサンが登場するのは。





 「かもめのジョナサン」はヒッピー時代の40年前にふつうバージョンが出版され、それから大きく遅れてこの夏「最終章」が追加された完全版が出たところ。


 私はさすがに、オリジナルを読んだ時代の「おっさん」ではないので、既に大きく出遅れてまだまだ煩悩に励んでいた10代の頃に五木寛之訳バージョンを読みました。


 もっとも、私は、スピリチュアルなものに全然あこがれていなかったので、(今でもそうだけど)、「かもめのジョナサン」のいわゆる自己啓発的な「ヒッピー部分」に惹かれてこれを読んだわけではありません。



 その頃の私は、キリスト教の神様と内面的にかなりガチバトルを繰り広げていて、いわゆるひとつの信仰とはなんたるちあ、サンタルチアという点についてマジメに考えていたので、その流れで



 リチャード・バックの「イリュージョン」(集英社文庫)
 


という小説を読み、ファンになっていたところだったのです。

 「イリュージョン」という話は、中二病のあなたのための最高のファンタジーで、 なんとふつうの兄ちゃんが「救世主になる」という話です。ある意味。

  というか、ふつうの兄ちゃんが救世主だった、でもいいし。救世主は飛行機乗りだった、でもいいし。救世主とその親友の精神的BLな話、でもいいです。


 このセカイはイリュージョン(まぼろし)である。という概念は、私の解脱の原点とまったく同じですね。

 今でもおんなじことを言っている、


 永遠の少年


な武庫川散歩をよろしく。




 でもとにかく、神様について考えるなら、ぜひ一度読んでいただきたい物語であります。


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 まあ、中高生の時に、そんな本を読んだので


「オッス、オラは解脱王になる!」


とどこかの部分をのばしたり縮めたりひっぱったり大きくしたり小さくしたりしながら大人になってしまったので、武庫川散歩は今に至るのですが、その「イリュージョン」の作者が書いた、むしろそっちのほうがベストセラーだという「かもめのジョナサン」も読んでみた15の夜。


 当時の「かもめのジョナサン」はやはり、宗教的な読み方がされることが多かったと思います。

 ところが、当時の私の感想は


 「これはやっぱり、飛行機乗りの話ですね」


というのが率直なファーストインプレッション。


 ややこしいことはどうでもいいのだ。


「とびたいんや!オレは」


という、ただそれだけの物語だと捉えていました。


  今回の第4章が出て、筆者的にはやはり「宗教的な受け止め方を否定してやったぜ」ということになるのでしょうが、



 おまいらが勝手に崇拝したり、あがめたりするのは間違ってる。探求とはもっと純粋なものなんだ!



という主張に感じます。


 当ブログでも、ずっと書いてますが、「悟りとか解脱とか、そういうのは別にスピリチュアルなもんでも、感覚的なもんでもない」という話は、そういうことを言っているのです。


 仏教でも、キリスト教でも、実は救われるのは「ストイックに道を求めた者だけ」ですね。仏教で言えば


 小乗仏教を追求して、木食して即身成仏して死んだら、救い


だし、キリスト教で言えば

 

 神のことだけを考えている永遠の童貞


だけが救われるのです。

 いやまあ、それが真実かどうかは別の次元の話なのでアレですが。結局「かもめのジョナサン」においても


「オレは飛びたいんや!それ以上でもそれ以下でもないんや!」


という話なわけです。カモメの世界においては。



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 五木寛之さんのあとがき、もなかなかすばらしいですね。

 法然の話とか、「ブッダは食あたりを起こして死んだだけ」とか、あのへんのくだりが私はかなり好きです。


 なんといっても、

 「行く川の流れは絶えずして、しかもファイナルファンタジー。諸行無常のときめきメモリアル」

を悟った武庫川散歩ですから、そこは



激しく同意



です。
 

 というわけで、悟りを得たいあなたが今読むべき書物ナンバーワン!おすすめです。
 

2014年7月11日金曜日

■<14-2>ブッダを超越するとどうなるのか ~ハイパーウルトラブッダの教え~

 お待たせしましたこんばんは。セカイが求める最終兵器こと、武庫川散歩です。


 前回は、この世界がドラクエでときメモであるというお話をしました。


 そして、ブッダであるところのお母さんが一喝。


「そんなの捨ててしまいなさい!」


と怒鳴ったところで終わりましたね。


 そんな「捨てる技術」(by辰巳清・宝島社新書)なブッダの悟りに対して、 ワタクシ武庫川散歩はどのように考えるのか、というお話が今日のつづきです。


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 私の考え方はこれまた明解です。


「え?別にドラクエしたらええやん」


ということ。それが無常だとわかっているのならば、楽しめばいいんとちゃうん?ということです。


  どうですか?この偉大な父性!


 まるでお父ちゃんが帰ってきて、


「なんや?ゲームか?お母さんが捨てろってか?まあまあ、ええやないか。適度にやるんやったら、かまへんやないか」


とネクタイを外しながら言うお父さんそのものです!



 武庫川散歩の悟りは、そもそもこの世は存在しない、というスタンスですからゲームに執着しないというところまではブッダとまったく同じです。



 しょせん二次元の女の子ですから、どうでもいいのです。



 しょせんゲームですから、現実世界には侵食しません。ていうか電源切ったらおしまい。


 そういうスタンスの中にあって、それでも「セカイを捨てようとする仏陀」の感覚が、私とは異なります。


 あるんだから、楽しめばいい。



 まさにゲームです。


ゲームを作ってくれたことを否定はしない。むしろそれは楽しむためにあるのではないでしょうか?


 これをそのまま神さまに置き換えましょう。

私たちの世界を神さま(とかなんかわからんけど)が作ってくれたことを否定はしない。むしろそれを楽しんじゃえばいいんじゃない?


 これが、サイバーパンク解脱の真髄です。


 このセカイに、私たちは悩まされることはありません。喜びも苦しみも、悲しみも怒りも、楽しみもすべて、インプットされたデータ的な「フラグ」みたいなもんです。

 こっちのフラグが立てば、嬉しく感じる事象がおきます。あっちのフラグが立てば、悲しみモード発動です。


 すべての人は、いつか死ぬ。その間、


 どれだけイベントを発生させられたか


に過ぎません。


 イベントは楽しむものです。一喜一憂するためのものではなく、それひとつひとつは大して意味はないのです。


 あなたという物語の1エピソードに過ぎません。



 
 ハイパーメディアクリ・・・・ブッダをほれ信じなさい!やれ信じなさい。



2014年7月10日木曜日

■<14-1>世界一簡単な仏教の教え ~秒速で解脱するためのヒント~

 ここのところしばらく、日常生活に潜む雑感ならびに、ちいさな呟きを中心にお届けしておりましたが、

 本来の悟りの話


に戻ってみようと思います。



 第<1>回から第<13>回に渡って、ワタクシ武庫川散歩が得たところの悟りについて、独り言を続けてきたのですが、まあ、その総まとめみたいなパートに入ってまいりました。


 というわけで、話をわかりやすくするために、秒速で理解できる仏陀の教えについて説明したいと思います。





 仏教的には、私たちが住むこの世界というのは「無常」の世界です。無常というのは、定まった価値のない世界ですから、その世界の中では全てのものは重要ではありません。


 それを簡単に言えば、この世界というのは


ファイナルファンタジー


だということになります。嫌いな人は、ドラゴンクエストでもよろしい。


 RPGのゲームの中は、存在しているようでいて、存在していない世界です。幻の世界でもあり、現実に生きているわれわれにとっては


価値のない世界


でもあります。


 ブッダが言うには、無常な現世は、執着するべき価値のない世界ですから、「捨てなさい」ということになります。


 お母さんが言うところの「そんなもの、勉強の役に立たないから捨てなさい」とほり投げられたファミコンのカセットもしくはCDROMみたいなものです。


 ほら、秒速で理解できたでしょ?(笑)


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 ブッダが言うには、この世界には108つの煩悩がありますが、それらはすべて不要なもので、断捨離しちゃってOKです。いやむしろ、ないほうがいい。


 いきなりですが。



ときめきメモリアル



です。


 108人もの美少女たちが登場すると思ってください。それぞれキャラクターの違う、きゃわいい女の子です。

 いや、実はやったことないので、想像で書いてますが(爆)


 その女の子たちが気になって気になって仕方ありません。あっちもいいなあ、こっちもいいなあ。この気持ちも捨てがたい、あの気持ちにも振り回される。


 そうしてあなたは学校の勉強も部活も、おろそかになってゆきます。


 そしてお母さんが言うのです。


「そんなに気になるくらいなら、ときメモなんて捨ててしまいなさい!」


と。


 さらに秒速で悟りを得られたことだと思います。


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  ブッダという人が考えたのは、この世界には定まった価値がないという事実に対して、ではそれらに執着するのをやめればいいんじゃない、という


お母さんとまったく同じ発想


での悟りでした。なくしてしまえば、それらに思い煩わされることがないからです。



 その根底にあるのは、ドラクエでもFFでもときメモでも、なんでもいいのですが、


「二次元の女の子は、実物じゃないんだよっ(キリツ)」


ということです。

 そう!所詮二次元なのです。幻影ゆめまぼろし、無常のセカイです。


 それを今度は、3次元に置き換えたのが、ブッダのいうところの解脱ですね。


 なんということでしょう!ブッダの教えというのは、つまり二次元と三次元の話だったのです!


  「2次元どころか、3次元の世界も無常なのだから、そこに執着するのはよして、捨ててしまいなさい。」


 これが、ゴータマ・シッダールタさんがたどりついた涅槃の境地なのでした。



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  ちなみに、次回はそうしたブッダの発想力を超えて、ワタクシ人類最後の希望、ラストミステリー悟り発見!がたどり着いた


 サイバーパンク解脱


のセカイです。


 私は、ブッダとは違う結論にたどり着きました。


 さあ、それはどんなお話か?次回をお楽しみに!










2014年7月9日水曜日

【勝手に人生相談 その3】 低学歴でも世間に評価されるには

 あまりにも面白すぎて、またコピペしてしまいました。炎上必至の今回も、


 勝手に人生相談シリーズ


復活でございます。




 東洋経済オンラインさんに連載中の「中島義道の人生相談道場」またまたキレッキレなので、ついパクッてしまいそうです。

 今回のネタは、こちら。当ブログなんてはやく閉じて、元ネタのほうを見たほうがいいです(笑)



 中島義道の人生相談道場 「低学歴でも世間から知的に評価されたい」




 いやあ、質問からして素晴らしいです。感動を覚えます。


Q、僕はまともに授業を受けないで三流大学に入ってしまい、その後一発逆転を狙って一流大学を出ようと受験したのに失敗、再び三流大学の哲学科に入学してしまいました。

 こんなボクですが、世間から「知的に評価される」にはどうしたらいいでしょうか。

 

A、無理ポ(by中島義道)




 中島先生の回答は明快です。「運動オンチがオリンピックに出場したい」というようなもので、絶対ムリとのご回答。


 このたとえも、完全に秒速でわかりやすくてどうしようもありません。





 というわけで、今回ばかりは中島先生に勝てそうにないのですが、武庫川散歩なりに真摯に考えてみようと思います。なんせ勝手に人生相談シリーズですから。



 武庫川散歩の回答はこうです。


A.いっそ、痴的に評価される、というのはどう?



 知的に評価されるのはムリですから、「痴的」くらいならいけるんじゃないでしょうか?


 私も似たようなことを考えたことがあります。


ノーベル賞を取りたいが、ちょっと厳しそうなので「イグ・ノーベル賞を狙おう」と。



 この世は存在しない仮説で、イグ・ノーベル賞を狙うのは現実的だと思いませんか?(笑)





 現代において高く評価されている映画監督の中に、「日活ロマンポルノ」で下積みをして、華開いた人はたくさんおられます。きっと違う部分もいろいろと開いてこられたことでしょう。


 痴的に評価され、知的に評価されるということは、あながち的ハズレではありません。


 作家で言えば、岩井志麻子さんとか、漫画家でいえばサイバラさまとか、


「痴的と知的は紙一重」


を体現している方は山ほどおられます。



 生き方そのものでは瀬戸内寂聴さんなんかどうでしょう。


 瀬戸内晴美さんのころ、一体全体どんなだったかを知れば、勇気が湧くというものです。


 なんならいっそ、最後は悟りを開いて出家すれば全て丸く収まります。





 何をおっしゃる!バカにしているだなんて!そんなことはありません。


 あの光源氏さまでさえ、痴的な人生を経て、往生楽土の解脱のために出家なさったのですから!



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 せっかくですから、私の話をしておきましょう。


 私はハーバード大に比べれば三流も四流も、もうロクでもないような低い学力の大学を出ました。


 東京大学にも遠く及ばないような関西では一・ニを争う私立大学です。


 だからなんなんだ、というただそれだけの学校です。


 
 それから、公務員に合格したり、やめて会社員になって管理職になったり、いろいろしました。


 作家としてデビューしたこともありますが、世に出たのは一作品です。映像作家として某大映画監督にお褒めいただいたこともあります。


 いまをときめく作詞家大先生とお会いして、お話したこともあるし、だからそれがどうした、なんなんだ、というレベルです。

 兵○県知事と徳○県知事から表彰を受けたこともあります。

 西○市長から表彰されたこともあります。ただし、これは小学生の時のお絵かきコンクール金賞ですけれど。


 おーいお茶俳句大賞佳作です。


 某所で私の書いた本が売られてます。定価1500円です。



 しかし、悟りを開いた私にとって、そんなものはぜーんぶどうでもいいことです。


 そんなことより


 可愛い女の子に抱きつかれるほうが、よっぽど嬉しい!!!!



 そんな痴的な話でした。

2014年7月3日木曜日

<日常>「嫌われる勇気」とアドラー心理学

 梅雨ですね。


 心も沈む雨日和。でも、農家の方にとっては、なくてはならない雨です。


 嫌われ者でもいい。あなたにとって、なくてはならない雨になりたい。そんな武庫川散歩です。



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 ネット界でも、本屋さんでも、「嫌われる勇気」なる本が売れているそうで。


 出版元のダイヤモンド社さんが、この本にまつわるいろんな周辺情報を流してくださっているので、どんな本かはだいたいわかるようになっています。


 エッセンスをお伝えくださっている、という感じかな。




 嫌われる勇気 ダイヤモンドオンライン特設記事より
 http://diamond.jp/category/s-adler



 この本のテーマは「自己啓発の源流」ともいうべき「アドラー心理学」についての入門書、というところ。


 アドラーさんの言わんとするところは、武庫川散歩もかなり同意する部分が多いです。


 そもそも、武庫川散歩は


人間嫌い


ですから、


友達いない


のを実践しています。


 勇気もくそもなく、すでに「嫌われている」かもしれません。恐ろしいことですwww




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 思い出してみれば、解脱する前の私の座右の銘は


「おまえは何がしたいのか?」


であり、


「人生は思い通りにならず、思いがけないことが起こる」


でした。あの頃は、まだナイフのように尖っておりましたが、基本的にはハードボイルドな生き方をしていたような気がします。


 最近は丸くなりました。まずは体型から。



 もとい。



 アドラー心理学のポイントは、


「全ての悩みの根源は人間関係によるものである」


ということでしょうか。


 フロイトさんが、


「全ての根源は、お●●●●にある」


というのとは、かなり対照的です。


 その問題に対して、「他人のことは知るかヴォケ!」ということをストイックに追求すればいいのだ、というのが、アドラー式解決法、ということになるでしょうか。



 武庫川散歩のように、解脱しちゃったりすると、他人どころか


「この世のことは、知るかヴォケ」


となりますから、まあ、言ってることは通じるものがあります。悟りを開くとは、そういうことです。



 アドラーさん的には


「他人は変わらないから自分が変われ」

「見返りを求めるな」

「嫌われていいじゃないか、承認される必要なし」

「ただ、自分がセカイに貢献すればいい」


ぐらいのことをぶちかましてけつかられていらっしゃるようですが。



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 アドラーさんが言っているのと同じかどうかはわかりませんが、武庫川散歩には、あなたを応援するいくつかのメッセージがあります。



① 好きにしろ。好き勝手にやれ。やりたいようにやっていい。



② ケツを拭け。あなたの人生だから、自分でケツを拭け。



③ 人生は思い通りにはならないが、思いがけない喜びも勝手にやってくる。



④ 死ぬ瞬間に「面白かった。良かった」と思えればそれで万事OK。



⑤ 苦しみも、悲しみも、逃げたい気持ちも、「あなたの思い出のエピソード」だ。楽しめ。






 まあ、たくさん挙げすぎるとややこしいので、さくっとやめときます。



 あと、最後にしいて挙げるとしたら


「この世には、良いこととか悪いこととか、そんなのはない。実際に起きることと、起きないことしかない。」


ぐらいかな。