2014年9月26日金曜日

<日常>シナリオアート ”アオイコドク”

 ブログ更新は久しぶりですが、いつも元気な武庫川でーす。

 ↑いつも元気なワンワンでーす、風に。

 


 。。。いつも元気なワンワンが何者か知らない人は、ぜひNHKをご覧になるとよろしい。



http://www.nhk.or.jp/kids/program/inaiinai.html


こいつですよこいつ。緑の犬です。


でも、この犬只者ではありません。どこが只者ではないかといえば!


なんと、中に入っているのが、チョーさんなんですってば!!


え?チョーさんも知らない?!


あの、伝説の「たんけん僕のまち」に出ていた、「やあ、みんな!チョーさんだよ!」のチョーさんなんですよ!


そ、それもわからん?! うーん、この例えは使いたくなかったが、


「ワンピースのブルックの声の人」


です!ど、どうだッ。やっとわかってくれたか!


~~~~~~~~~~~


と、そんなどうでもいい話から始まった今日のおはなし。解脱者であっても、俗世のことは良く知っていて、そしてそれをちゃんとわかりやすく説明するという・・・。それは解説者ですな。



 ちなみに、今日のお話はワンワンはいっさい関係ありません。


 ラジオをつけながら国道を車で走っていると、タイトルどおりの


「シナリオアート」というバンドの「アオイコドク」なる楽曲


が流れてきました。


 ああ、若者たちが歌っておるなあ、と思っていたら歌詞が面白い。今流行の


セカイ系


のニュアンスなのかわかりませんが、





”このセカイの終わらせ方”




”ボクは何をするべきなんだろう”




”セカイをすくうためじゃない?”




”ただ、漠然と透明なキミ”





などなど。などなど。



・・・・・エヴァか!!!!!!



 というわけで、最臭解脱者からみた、このセカイについて、ちょっと語っておこうかな、と思ったので、メモ代わりに書いておきましょう。


 真面目なことを言えば、シナリオアートさんのこの曲は良く出来てきて、まあ中高生が悩んだり、苦しんだりラジバンダリするこのセカイを、ある意味「それっぽく」捉えているし、題名や歌詞ともマッチして、とても面白い曲だと思います。




 しかし、一方で、安保闘争の原理主義もそうだし、エヴァンゲリオンの逃げちゃだめだもそうなんだけど、若者たちはいつの世も


このセカイとの対峙の仕方


に悩んだり、苦しんだり、ラジバンダリしているわけで(もう、ええっちゅーねん)





 しかし、ここで最羞解脱者がはっきり言っておきます。


このセカイに意味はない


そう、ないのだよふははははは!


ということを。



 意味がない、という言い方を仏教的に言えば、諸行無常なのですが、少なくとも、中高生がメルヘンで捉えるようなイメージのこのセカイというものはありません。


 若者にとって、一見、このセカイの中心は自分であって、その中で自分はありようを迷ったり悩んだりしているように感じます。


 ところが、セカイにおける本当のアナタ・ワタシという存在は、


「みろ!人がアリのようだ!」(ムスカ大佐だ)


に過ぎないわけです。





 そのギャップ。つまり自分中心世界と、自分虫けら世界のギャップを生きることが、青春であり成長であるわけです。




 この虫けら世界の中で、うまくセカイとの立ち位置を見つけられた人は、無事に大人になれるし虫けらから脱皮できるのですが、虫けら世界から脱皮できないと、



ほら、シンジくんみたいになるんだよ。



というわけですね。



 エヴァ好きな人には、こう言い換えてもいいでしょう。


 たった一人の綾波が存在する世界がメルヘンで、たくさんの綾波が存在する世界が現実


なのです。


 シンジくんから見れば、たった一人の綾波の生に価値があるかのように感じていますが、これは単なる原理主義みたいなもので、実際にはクローンの綾波はたくさんいるわけです。


 若者にとって、自分の生と命はたったひとつの揺るがないもののように思いがちですが、実はセカイの一部としてしか生きることができない自分(社会の一部としてしか生きられないヒトという存在)が真実なわけで。



 おお、なんだか解脱のあまりに人類補完してしまいましたね。



~~~~~~~~~~


というわけで、シナリオアートさんの問いかけに武庫川散歩が答えるなら、こうです。




『私はセカイの終わらせ方を知っている。それは認知の問題で、キミたちがこれまで思っていたようなセカイと、実際のセカイはちょっと違うということをはっきりさせるということだ』



『存在すると信じて疑わなかったこのセカイ、それが記号に過ぎないと知ったら、君はどうする?』



『キミが何をするべきか?笑わせないでくれ、キミはそれほどたいした存在じゃない。キミが何をしようが、セカイは関心をもたない。キミが何もしなくても、セカイはどうでもいいと思っている』



『セカイを救う?そうじゃなくて、キミは本当はセカイではなく自分が救われたいだけだろう。誰かを救いたいと願うヤツは、真っ先に自分が救われたいんだ、本当は』




『そんなキミにふさわしい言葉がある。それをキミに伝えてこの話を終わりにしようじゃないか。


・・・・


・・・・


・・・・あんたバカァ?!





ちゃんちゃん。(笑)




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