このブログを読んでいる人の中には、おそらくごく少数だけ、武庫川散歩の正体を知っている人間がいると思うのだが、ふだん
「宗教だの哲学だの、しょーもないことを」
つらつら書いている武庫川が、昔から生まれながらの哲学者であること知っているに違いない。
なんのこっちゃ普通の人にはわからないだろうが、それでいいのだ。分かる人向けに書いているので一向に無問題。
というわけで、武庫川は、生まれた時から
「哲学者です!哲学者なんですってば!」
と書いた紙切れを言わば顔面に貼り付けながら生きてきたので、哲学とは何か?とか、哲学的に生きるとはどういうことか?について人一倍
悩みながら、あるいは考え抜きながら生きてきた
と言っても過言ではない。
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そんな武庫川であるから、このブログに書いているとおり、人生やこの世界のありようについて、常に真剣かつちょっとだけエロティックに考え抜いているのだが、一般のみなさんにとって哲学とは、あまりなじみのないものに違いあるまい。
というわけで、Webちくまさんで、そんな「哲学初心者」のための連載がはじまっているのでご紹介。
はじめての哲学的思考
第一回 哲学ってなんだ
http://www.webchikuma.jp/articles/-/23
この連載、すでに5回までが掲載されているので、興味のある人は読んでみるといい。
苫野一徳という、1980年生まれの私より若い哲学者のにいちゃんが、いろいろと哲学についてわかりやすく書いてくれているので、初心者にはもってこいだろうと思う。
奇しくも前回の記事で、私は「神と自由についての関係」を論じたが、苫野氏の記事でも、「自由」がいかにして大切なものと考えられてきたかが哲学的な視点で解説されているので、
チェキラッチョ!(読んどけ)
さて。
苫野氏の論の立て方をみてもわかるとおり、基本的には「哲学」というのは「科学」や「宗教」との隣接領域である。あるいは時に、それぞれがそれぞれを包括している場合もあったりする。
それは当ブログの内容でもまったく同じで、私は時に「宗教の視点」からも「科学の視点」からも「哲学の視点」からもお話をする。
日本では、学位の一番えらいのは「なんとか博士」という博士号だが、海外では、学位の一番上は
Dr (ドクター・博士)
ではなく、
Ph.D
という称号になっている。
これは原文では Doctor of Philosophy のことで、直訳すると、哲学博士 という訳になる。
しかし、これはいわゆる「哲学領域に通じた人」という意味ではなく、すべての事象である「科学・文学・芸術・などの人の行いうる学問の粋を集めた」という意味での普遍的な意味でのフィロソフィ(哲学)という言葉だと理解しておこう。
というわけで、ワタクシ武庫川散歩も、領域にかかわらず最高水準の知の話題をみなさんにお届けしているのは、そういうわけなのだ。
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というわけで、今日も、最高水準の知的な話題を。
カエルの特異な交尾 体に触れない体位?!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160615-00000034-jij_afp-sctch
ヤホーでも話題になっていたこの記事。ようするにある特定の種類のカエルは、異性に触れることなく受精を行うというのである!
「雄は、雌には抱きつかずに、葉や枝、木をつかんだり、その上に前脚をついたりして、雌の背中の上にまたがる」
「雄は、雌の背中の上に射精する。精子はその後、雌の背中から後ろ脚を伝って流れ落ち、卵に到達。受精となる」
「雄と雌の間には数ミリの隙間が保たれ、ほとんどの場合、お互いに決して触れ合うことはない」
ということは何ですか?つまり、
ピタゴラ装置を次々に伝播しながら、最終的に精子と卵子があらぬところで結合して子供ができる
という
ピタゴラエッチ♪
(NHKさんとは関係ありません)
が存在するというのである。
ここから哲学的な問いかけをしようじゃないか!
「・・・そこに愛はあるのかい?」 (by江口洋介・ひとつ屋根の下)
いやあ、今日もとっても痴的なお話だったね。
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