2017年12月16日土曜日
【勝手に人生相談シリーズ 21】 病んだ貧乏人が一発逆転する!ことについてアドバイスはありますか?
このブログの人気コーナー「勝手に人生相談」というのは、誰にも何にも頼まれていないのに、勝手に人生相談に乗る、という傍若無人ぶりがウケて、一部には大変人気があるとかないとか。
さて、そこで、私が心から敬愛してやまないニャートさんが、いろいろ苦しんでおられるっぽいので、ここは勝手にその悩みにお答えしてしまおうと思う。
いわゆる”FF外から失礼します”というヤツだが、わたくし武庫川はツイッターでニャートさんをフォローしているので、厳密に言えば”FF外”ではない。
もう、なのでだからズバッと、”失礼ながら勝手に書きます”と宣言せざるを得ないのだが、 お許しいただきたい。
<元ネタ> 病んだ貧乏人が一発逆転するには時の運に乗るしかない だから私は
http://nyaaat.hatenablog.com/entry/change
まるでおせっかいにもほどがあるので、読者の方においては、あるいはご本人においては、スルーしていただいて全然かまわない。
これは、あくまで勝手に武庫川が考えていることだからである。
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さて、「心の病になった人などが、拠り所となるような、あるいは生活支援ができるような居場所は作れないものか」という一番のテーマについては、 ずーっと私も考えていて、それは言うなれば現代の出家寺のようなものだなあ、と毎回思いながら、それを実現するための具体的方策について考えてはいる。
たとえば、この記事
人生をリセットする方法
https://satori-awake.blogspot.jp/2017/12/blog-post_4.html
この記事の中にも、「病んだ若者が一時的にいられるような若者ホーム」の案が登場するのだが、マネタイズの問題も当然出てくるし、それより何より
それって監獄(みたい)じゃね?!
という結論が出たあたりで、「ほんまにそれでいいのかな」と思うようになった。
ニャートさんの言うとおり、施設として成立させようと思えばお金がかかる。仏陀のように、寄付で賄うという手もあるが、あるいは、入所者の資産を食い潰すこともできるが、それより何より、
そこが刑務所っぽい(二回目)
というあたりが、「なんか違う」感をかもし出すのである。
まあ、もちろんニャートさんが求めているのは施設とは限らず、たとえばメディアであったりするのだが、それにしても
困っている人たちの手助けをするにはお金が必要で、そのためには稼がなくちゃならないのだ!
というのであれば、 ぶっちゃけ、
普段の仕事でバリバリ頑張って、この資本主義に取り付かれた亡者のように24時間働けますかして金を稼いで、それを全額寄付
したほうが、いいってことになるわけである。そういえば、ビルゲイツもそんな財団作ってたっけ?
まあ、たいていのアメリカのお金持ちが、自分の資産を寄付して恵まれない人のために使うことが多いのは、そういう思考発想なのであろう。キリスト教文化だしね。
すると、である。
ニャートさんにとって本当に必要なのは「一発逆転」なのであろうか。というそもそもの疑問が頭をもたげてくる。
当然、生活にはいろんなことがあって、辛いことも多いと推測するが、何より「健康と安定を取り戻す」ことのほうが、結果的に近道だったりするのではないか、とかそんなことも当然可能性の一つとしては検討材料に上げてしまうのである。
これは、武庫川個人の体験を追憶して話すのだが、武庫川が人生ボロボロで、仕事もいろんな事情で変わり、年収もすごく低いことになっていた時期があるのだが、その頃の武庫川も当然、
一発逆転を目指して賞金稼ぎとして生きていこうとした
ことがあった。(もしかしたら、このブログではその話を書いてないかもしれない)
しかし、結論としては、まるでピケティ先生の「21世紀の資本」の真逆みたいだが、
賞金稼ぎで儲かる総金額 < 通常の仕事で貰える総給与
r リターン < g ギャランティ
であったのである。
これは、とろサーモンの法則と呼んでもいい。
とろサーモンが、漫才レースで賞金1000万円をもらったとする。結成から14年かかって1000万円の賞金をもらっても二人で分けたら500万円である。
年収200万の派遣社員が14年かかってもらえる金額は、2800万円である。
年収300万円の平社員でも、14年で4200万円にもなる。
こりゃ、ふつうに働く、働けることのすごさよ!と言わざるを得ない。
ちなみに、ピケティ先生の公式は↓である。
g(グロース) 所得の伸び率 < r(リターン) 資産運用の利益率
もし、ピケティ先生の公式が正しいなら、ニャートさんの今後の給与の伸び率よりも、仮想通貨の価値上昇率のほうが高いということを歴史が証明していることになる。
しかし、一方でこれは「率」に注目しているからそうなるのであって、「総額」であればどうであろう。
ニャートさんは、現在派遣社員で、それも働く日数を抑えているとのことなのだが、入ってくる総収入で言えば、
仮想通貨の伸び率が毎月何倍あれば、月に20万とか30万とか安定した総額が入ってくるのか
ということを逆計算したらいいことになるわけだ。仮に20万円の手取りを目標にするとすれば、
■ ある月に、 5万円仮想通貨に投資したとして、月に5倍になれば25万円の収入ができる。
ということになる。しかし、そこで生活に20万円使っているわけだから、また元手は5万円に戻り、それを投資して5倍に増えていかなくてはならない&それが毎月続かねばならない。
・・・・・・。どう考えてもこれは不可能な話である。なぜならこの話は、その仮想通貨の価額でいえば5のべき乗になってゆくからである。ちなみに年間では5の12乗ね。
今度は別の考え方で見てみよう。
■ 最初に頑張って100万円投資して、 それが1年間で10倍になったとする。そうすると総額は1000万円である。これなら元の100万円は残して45カ月・約4年生活できる(900÷20=45)
これはいい感じに思える。一発で4年暮らせるなら、なんとM-1グランプリを獲るより率がいい!
しかし、ここから「暴落率」も勘案しなくてはいけないので、最終的には「平均利回り・上昇率がどれくらいか」を検討しなくてはいけない。
ビットコインは、この1年間で平均3倍、マイナーなものでは24倍にもなったものがあるが、トータルして割ると年間で8倍程度の上昇率であるというデータがあった。
時価総額トップ10の仮想通貨の上昇率 (ニシカズさんのブログから)
http://www.nishinokazu.com/entry/2017/04/10/171711
とすると、100万円の仮想通貨は800万ぐらいにはなってくれるらしい。ビットコインでも 300万にはなったということだ。1年弱は暮らせる。
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こうして考えると、貧乏な人が逆転するのに必要なのは、
種銭(たねぜに)だ!
ということがわかる。そうだそうなのだ!最初の100万円、いやなんなら最初の1000万円があれば楽して暮らしていくことができるのだ!
・・・え?
・・・・・・え?
・・・・・・・・・は?
種銭・・・。
種銭があったら、貧乏ちゃうやんけー!!!
というわけで、結論です。
貯金は、何ものにも替えがたい資産である。
まずは、何よりも貯金ですよ。
(ということは、弱者を助ける一番の方法は、種銭を貸すという仕事であることがわかる。グラミン銀行は、こういう理屈で成り立っているのだな。うむうむ)
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