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2019年1月11日金曜日

【元祖!勝手に人生相談シリーズ 24】 100万円いろんな人にあげちゃうのはダメなんですか?



 いやー、遅ればせですが、盛り上がってますね。


 なんでもZOZO立ちとか、ちょっと身体を斜めにしてあり得ないようなポーズを取って写真を撮ったりするのが流行しているとか。


 え?ちがう?


 それはJOJO立ち?!



 いやあ、さすがに解脱すると俗世にはうといもので、ついつい間違えてしまいました。





 さてさて、あり得ない!といえば、どこかの国の大金持ちの方が「100万円をみんなにプレゼント!」なんて大判振る舞いをなさったようですが、どんだけ~♪な事態です。



というわけで、このコーナーでは、誰にもなんにも頼まれていないのに、「勝手に相談に乗ってしまう」というシリーズですから、今日はいろいろ巷でも議論になっている



「勝手に100万円いろんな人にあげちゃうのはダメなの?」


というZOZO・ジョースターさんからの相談についてお答えしたいと思います。





~~~~~~~~~~



 その答えは、ズバリ!



 100万円いろんな人にあげていい!もう、とにかくあげまくって全然OK!



というものです。


 ちょっと昔の本をたぐればT中K栄さんなんか、どんどんバンバンいろんな人に100万円あげまくっていますよね。


 豊臣秀吉なんかも、どんどんバンバンいろんな人に「豊臣姓」を配っています。


 たかが「姓」と思うなかれ!

 現代で言えば、どんどんバンバン「トヨタ本社に勤めていることになっている名刺」を100枚もらうようなものです。

 グーグルに務めていることになっている名刺でもいいです。それも、グーグルやトヨタが公認してくれるわけですから、



 そ、その名刺、ほちい!



と思う人はたくさんいるでしょう。100万円くらいの価値はあります。




~~~~~~~~~



 たしかに、100万円もらったら借りのようなものができてしまって、相手に対して恩義を感じてしまうという側面が生じるかもしれません。



  しかし、おじさんやおばさんからもらったお年玉、1万円×10年間で10万円くらいもらったとして、その10万円分あなたはおじさんやおばさんに借りをかりてしまった、と思うでしょうか?


 そんなことはちっとも気にしないはずですから100万円くらいでガタガタ言ってはいけません。



 もし、ZOZO・ジョースターさんが、3億円くらいくれる!というなら話は別です。



 ひとむかし前にサラリーマンの生涯賃金が3億円くらいと言われていましたので、3億円くれるなら職務専念義務くらいは、ZOZOさんのことを慕う必要はあるでしょうが、100万円くらいでなびいてしまうのであれば



 それは、もらうほうが小物・器が小さい



 なのです、バババーン!!!






~~~~~~~~~~



 

  なぜ、こんなことを言うかというと、私は世間をしのぶ仮の姿ではとある中小企業の管理職を務めているのですが、うちの会社というのは、仮にうちの決算が赤字になったとしても、


「そんなのはぜんぜん怖くない、それに対してあまりあるほどのこの会社が存在するメリットがある」


という話を、役員でもある私にしてくれるわけですね。



 まあ、その背景に、もっともっといろいろな経営上の作戦やら、考え方やら、しくみがあるのですが、ひとことでいえば


「赤字の状態で、従業員が資本家のおこぼれで生きていても、それはそれでいいじゃないか」


というわけです。



 従業員の働きは、実際にはマイナスなので赤字が出ているとしましょう。それでも会社としては、資本家のおこぼれで従業員を生かすことをよしとする、



 これが器、太っ腹というものです。



(いやいや、これが真の経営というものです)




 利益が出ているのなら、100万円あげようが、利益還元祭!じゃ○ねっと!をしようが、還流させればそれはそれでOKです。



 
  そうして、お金はぐるぐる回したほうが、「たったひとりが蓄財する」よりかは、全然マシです。



 ましてや、わけのわからない壺とか、 年代もわからない置物とかが100万円×100個も買われてしまうよりはるまにマシなことは自明です。



あるいは月に向かってでっかい花火を打ち上げられるよりかは、全然マシです(・・・・・・え?)




 それともなんですか?


 伊達なおとがランドセルではなく、現金100万円を寄付して回ったら、批判するんですか?





 なので、わたしたちは、ZOZO・ジョースターさんに負けないくらいの大物になればいいのです。



 100万円?ああ、俺にとっては竹富士のティッシュみたいなものだな!


とか


 100万円?いまどき100万円じゃ軽自動車すら買えねえぜ!


とか、かっこよく嘯きながら、堂々と100万円を受け取ればいいのだと思います。





~~~~~~~~~~


 これまた余談ですが、zozo・ジョースターさんが良い人か悪い人か、なんてことは解脱者的にもどうでもよいことです。


 田N角Eさんが良い人か、悪い人かを誰も判定し得ないように、また、ダイエーのN内Kさんは経営に成功したのか、失敗したのかを誰も回答できないのと同じで、ジョースターさんやその行為を


 よしあしで判定することは無意味


です。


 ですから必要以上に100万円もらっても、持ち上げる必要もないし、こきおろす必要もないのです。


 ただ、彼もわたしたちも、やりたいようにやればいい。それが人生です。



 あなたたちだって、好き勝手に、ジョースターさんのことを好きだの嫌いだの言ってるでしょ?

 しらんけど。





 というわけで、ムコガワは解脱していますので、ぜんぜん気にせず100万円もらっちゃいます。


 相談者のあなた!ぜひ100万円振り込んでください!


 振込み手数料はそっち持ちで。(←小物)



 






2018年8月30日木曜日

【元祖!勝手に人生相談シリーズ 23】 神通力を身につけたいのですが、どうすればいいですか?




 「拝啓 解脱者さま


 私はいつも『神通力』のようなものを身につけたいと思っているのですが、どうすればいいのでしょうか?

何か仙人のような修行をすれば、普通ではない力を身につけることができるのでしょうか。教えてください」



~~~~~~~~~~




 みなさまこんにちは。あなたの解脱者、武庫川散歩です。


 今日は、熱心なリスナーから、上のような質問が来たらしいので、懇切丁寧にお答えしようとする「勝手に人生相談」シリーズの再来です。




 まず、神通力を身につけるためには、男性と女性ではちょっと作法が異なります。



 男性の場合は、暴飲暴食、ストレスフルな毎日を過ごして中年になることが重要です。できればビールなども浴びるほど飲んで、プリン体をたくさん摂取するのがいいでしょう。


 そうするとある日突然、おなかを激痛が襲います。場所によっては右、あるいは左、それはもう女性であれば出産に匹敵するという大激痛が、あなたを襲うのです。



 これぞまさしく腎痛!!!

 またの名を尿路結石という腎臓機能の病気です!!!!

 



 さて、女性の場合は、まずは愛するパートナーを見つけて、ラブラブしましょう。



 ・・・・・・ん?


 ・・・・・・・・・・・・皆まで言うな?


 それは・・・、


 それは陣痛!!!



  閉店ガラガラ!




~~~~~~~~~~




 さて、無事にじんつう力を身につけたところで本題でございます。




 私は解脱者になってから、いわゆる『神通力』のような


  何もないところから物質を取り出したり(サイババかよ!)


  胡坐を組んだまま空中を飛び跳ねたり(○原かよ!)


  体の一部からビームを出したり(モーニング娘。かよ!) 


 
そういう力を身につけたことは一切ございません。



 できるようになったのは、



 なんとかの巨人のように、体の一部を硬化・・・・・(下ネタかよ!)



だけでございます。




 なので、質問をお寄せくださった方の単純なるご希望には添えないかもしれませんが、その希望なさっている力が



「他人を思い通りに動かす力」

「先を見通す力」



くらいであれば、手に入れることは、それほど難しくはない、ということをお話しましょう。



 40代も過ぎて、人生経験が豊かになってきたことに加えて、解脱したことによって、私は仕事においても



 たいていの相手の心の中を見通し、思い通りに動かすことができる



ようになりました。これはビジネスにおいても、たいへん役立っています。



 また、



 自分を取り巻く環境が、どのように推移するのか。未来がどうなるのかについても、それほど外すことなく、ピタリと言い当てられる



ようになりました。ああ、まるでそれは神の預言者のように!




 これは別に、神の力が宿ったわけでもなんでもなく、解脱することによって、


「物事を自分の恣意的なバイアスなしにそのまま見ることができるようになった」


ということとも関係します。



 なので、誰でも、こうした力は身につけることができるようになる、と言えるでしょう。




 この神通力、手に入れるための修行はごくごく簡単ですが、この最初のステージを



 難関だ



と感じる人は、意外に多いようです。それはとても簡単で、難しいことだからです。




  さあ、それではその秘策、秘中の秘を今回はあなたにだけ特別にお教えしようと思います。



 どうすれば、人の心を意のままに操れるようになると言うのでしょうか。




 それは、




 あなた自身が、誰かの言動に対して、心を動かされることがなくなれば




 おのずとできるようになります。




 あなたはまだまだ、他者の言動に怒りを覚えたり、傷ついたりするでしょう。憎しみや妬みを覚えたり、逆に心を喜ばされたりすることもあるかもしれません。



 しかし、そこから半歩身を置くことさえできれば、今度は、他者の心を動かすことができるようになります。



 それは自動的に見えてきます。



 どうすればいいのかは、あなたの目が勝手に知ることになるでしょう。





 ~~~~~~~~~~




 おそらく、相談者さんは、今の段階では、



「誰かに身も心も振りまわされている」



のでしょう。人間関係なのか、社会においてなのか、仕事においてか。自分の意のままにならないことが多いから、神通力を求めるのです。



 しかし、振り回されなければ、そもそも神通力など不要です。むしろ、他者を意のままにコントロールすることは、「振り回されない」のであれば全く難しいことではありません。



 
 試してみましょう。



 この偉大なる解脱者がことばをひとたび発すれば、あなたの身体に変化を与えることなど、たやすいのです。



 いざ!





「・・・・・真っ赤な梅干。お口に入れてみましょう」






「・・・・・黄色いレモンのスライスが浮いた、ナチュラルウォーターがコップに入っています。そのレモンを、舌の上に載せてみましょう」




「・・・・・・黒板を、ジョニーデップのシザーハンズが、ひっかいているよ」




「・・・・・・アルミホイルを、丸めて噛んでみようね」






 ほら、ほら、ほら!心動かされてしまった人は、失格ですよ。




2018年1月18日木曜日

【元祖!勝手に人生相談シリーズ 22】 ビットコインで儲けた友人が妬ましいのですが・・・。



 ふと思い立ってエゴサーチしてみたら、”勝手に人生相談”という記事がやたら別のブロガーさんによって書かれることが増えていました。


 こちとら2014年から書き続けているのですが、どうも2017年になって



「勝手に人生相談」



を冠につけているブログ記事が増加している模様。


 勝手によその相談に首をツッコんでいるわたくしの記事が、これまた勝手にパクられて、その人の勝手な回答が生まれているというこの時代!!!


  なんというカオス!




 これはカボス。 (出典 http://www.irasutoya.com/)

 普通なら著作権侵害だ!と怒りたくなる人もいるかもしれませんが、そこはワタクシ解脱者ですので、誰がわたくしの真似をしようと、勝手に人生相談が増えようと、ぜんぜんかまいません。



 でも、元祖は武庫川散歩なんですけどねっっっ!!!!! くわっ!



 というわけで、今日のお悩み。 勝手に解決しちゃうぞ!



【質問】

 知り合いがビットコインや仮想通貨で億り人(びと)になりました。利益確定してちゃんと現金にしたそうです。一方の私はしがない庶民のまま。なんだか心がもやもやします。どうしたらいいですか?




【回答】

 
 ビットコイン・仮想通貨いいですね〜。高騰したり暴落したり、まさにジェットコースターのようです。


 タイミング的には今「ビットコイン」が話題ですが、これって実は「宝くじ」でもいいし、「万馬券」でもいいし、「マンション転売」でもいいわけで。


 私がしばらく通っていた床屋さんは、宝くじがあたって店を新調したという噂が街でもちきりだったし、今の取引先の会社も、実は宝くじが元手で会社を大きくしたなんて話もあります。

 一昔前のバブル世代だったら「マンション買ってそのまま売ったら数百万〜数千万の利益」なんて話もよく聞きました。


 まさにバブル! おったまげーですね。・・・・・・え?おっぴろげ?



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




 さて、ご友人が儲けたというビットコイン。今日時点では暴落だそうですが、今後どのような値動きをするのかはわかりません。


 しかし、確実に言えることが2つあります。


 ひとつめは、 「たとえそれがバブルやギャンブルであっても、彼は儲けたこと」


 そして、もうひとつ言えることがあります。


 「氏ねばいいのに!」



 ・・・ごほごほっ。うへっ。



  というわけで、冗談ではなくどれだけのお金が入ってくるかも時の運ですが、人がどれだけ生きられるかも時の運だったりします。


 健康だけでなく、事故や災害が襲いかかってくることもあるでしょう。大金はひとつの大きな価値ではありますが、命も大きな価値です。


 大金をもって早死にするならば、どちらが大切かわかったもんじゃありませんね。


 だとすれば、あなたは、ぜひ彼よりも長生きして、あるいは子どもたちに恵まれ、充実した人生を手に入れて



 おくりびと



として、ビットコイン長者の弔辞を読む側になっていただきたいと応援しております。




 人間というのはよく出来たもので、天から降ってくるラッキーもあれば、地が割れてひきずりこまれる不幸もあります。


 しかし、それらのイベントをいろいろクリアしながら、死ぬ間際に「ああ、人生よかったな」と思えたらそれでいいのです。



 そう、それは言い換えるならば、「一発逆転、最後に笑うのは誰だ」な世界観。



 あなたの友人が妬ましいという気持ちは、正直に、素直にまっしろな紙の上に書き込んでいきましょう。


 そのひとことひとことで、あなたの心は救われるはずです。


「ざわ・・・・・・      ざわ・・・・・・    ざわ・・・・・・・


  ざわ・・・・・・    ざわ・・・・・・      ざわ・・・・・」


 そう書き終えたら、差出人を書かずに封書で彼の家へ送りつける(※)といいでしょう。




 きっとあなたの心のもやもやに、彼も心から共感してくれることと思います。





※注  よい子のみなさんは、真似してはいけませんよ





 


 


 


2017年12月16日土曜日

【勝手に人生相談シリーズ 21】 病んだ貧乏人が一発逆転する!ことについてアドバイスはありますか?



 このブログの人気コーナー「勝手に人生相談」というのは、誰にも何にも頼まれていないのに、勝手に人生相談に乗る、という傍若無人ぶりがウケて、一部には大変人気があるとかないとか。



 さて、そこで、私が心から敬愛してやまないニャートさんが、いろいろ苦しんでおられるっぽいので、ここは勝手にその悩みにお答えしてしまおうと思う。




いわゆる”FF外から失礼します”というヤツだが、わたくし武庫川はツイッターでニャートさんをフォローしているので、厳密に言えば”FF外”ではない。



 もう、なのでだからズバッと、”失礼ながら勝手に書きます”と宣言せざるを得ないのだが、 お許しいただきたい。






<元ネタ> 病んだ貧乏人が一発逆転するには時の運に乗るしかない だから私は
http://nyaaat.hatenablog.com/entry/change






 まるでおせっかいにもほどがあるので、読者の方においては、あるいはご本人においては、スルーしていただいて全然かまわない。


 これは、あくまで勝手に武庫川が考えていることだからである。





 ~~~~~~~~~~




さて、「心の病になった人などが、拠り所となるような、あるいは生活支援ができるような居場所は作れないものか」という一番のテーマについては、 ずーっと私も考えていて、それは言うなれば現代の出家寺のようなものだなあ、と毎回思いながら、それを実現するための具体的方策について考えてはいる。



 たとえば、この記事



 人生をリセットする方法
https://satori-awake.blogspot.jp/2017/12/blog-post_4.html


 この記事の中にも、「病んだ若者が一時的にいられるような若者ホーム」の案が登場するのだが、マネタイズの問題も当然出てくるし、それより何より



 それって監獄(みたい)じゃね?!



という結論が出たあたりで、「ほんまにそれでいいのかな」と思うようになった。



 ニャートさんの言うとおり、施設として成立させようと思えばお金がかかる。仏陀のように、寄付で賄うという手もあるが、あるいは、入所者の資産を食い潰すこともできるが、それより何より、



 そこが刑務所っぽい(二回目)



というあたりが、「なんか違う」感をかもし出すのである。




 まあ、もちろんニャートさんが求めているのは施設とは限らず、たとえばメディアであったりするのだが、それにしても


 困っている人たちの手助けをするにはお金が必要で、そのためには稼がなくちゃならないのだ!


というのであれば、 ぶっちゃけ、



 普段の仕事でバリバリ頑張って、この資本主義に取り付かれた亡者のように24時間働けますかして金を稼いで、それを全額寄付



したほうが、いいってことになるわけである。そういえば、ビルゲイツもそんな財団作ってたっけ?


 まあ、たいていのアメリカのお金持ちが、自分の資産を寄付して恵まれない人のために使うことが多いのは、そういう思考発想なのであろう。キリスト教文化だしね。



 すると、である。



 ニャートさんにとって本当に必要なのは「一発逆転」なのであろうか。というそもそもの疑問が頭をもたげてくる。




 当然、生活にはいろんなことがあって、辛いことも多いと推測するが、何より「健康と安定を取り戻す」ことのほうが、結果的に近道だったりするのではないか、とかそんなことも当然可能性の一つとしては検討材料に上げてしまうのである。




 これは、武庫川個人の体験を追憶して話すのだが、武庫川が人生ボロボロで、仕事もいろんな事情で変わり、年収もすごく低いことになっていた時期があるのだが、その頃の武庫川も当然、


一発逆転を目指して賞金稼ぎとして生きていこうとした


ことがあった。(もしかしたら、このブログではその話を書いてないかもしれない)



 しかし、結論としては、まるでピケティ先生の「21世紀の資本」の真逆みたいだが、



 賞金稼ぎで儲かる総金額 < 通常の仕事で貰える総給与

   r リターン       <  g  ギャランティ


 であったのである。



 これは、とろサーモンの法則と呼んでもいい。


 とろサーモンが、漫才レースで賞金1000万円をもらったとする。結成から14年かかって1000万円の賞金をもらっても二人で分けたら500万円である。


 年収200万の派遣社員が14年かかってもらえる金額は、2800万円である。


 年収300万円の平社員でも、14年で4200万円にもなる。


 こりゃ、ふつうに働く、働けることのすごさよ!と言わざるを得ない。


 
 ちなみに、ピケティ先生の公式は↓である。


  g(グロース) 所得の伸び率 < r(リターン) 資産運用の利益率



 もし、ピケティ先生の公式が正しいなら、ニャートさんの今後の給与の伸び率よりも、仮想通貨の価値上昇率のほうが高いということを歴史が証明していることになる。


 しかし、一方でこれは「率」に注目しているからそうなるのであって、「総額」であればどうであろう。



 ニャートさんは、現在派遣社員で、それも働く日数を抑えているとのことなのだが、入ってくる総収入で言えば、



 仮想通貨の伸び率が毎月何倍あれば、月に20万とか30万とか安定した総額が入ってくるのか


ということを逆計算したらいいことになるわけだ。仮に20万円の手取りを目標にするとすれば、



■ ある月に、 5万円仮想通貨に投資したとして、月に5倍になれば25万円の収入ができる。



ということになる。しかし、そこで生活に20万円使っているわけだから、また元手は5万円に戻り、それを投資して5倍に増えていかなくてはならない&それが毎月続かねばならない。



 ・・・・・・。どう考えてもこれは不可能な話である。なぜならこの話は、その仮想通貨の価額でいえば5のべき乗になってゆくからである。ちなみに年間では5の12乗ね。




 今度は別の考え方で見てみよう。



■ 最初に頑張って100万円投資して、 それが1年間で10倍になったとする。そうすると総額は1000万円である。これなら元の100万円は残して45カ月・約4年生活できる(900÷20=45)



 これはいい感じに思える。一発で4年暮らせるなら、なんとM-1グランプリを獲るより率がいい!

 しかし、ここから「暴落率」も勘案しなくてはいけないので、最終的には「平均利回り・上昇率がどれくらいか」を検討しなくてはいけない。


 ビットコインは、この1年間で平均3倍、マイナーなものでは24倍にもなったものがあるが、トータルして割ると年間で8倍程度の上昇率であるというデータがあった。




 時価総額トップ10の仮想通貨の上昇率 (ニシカズさんのブログから)
 http://www.nishinokazu.com/entry/2017/04/10/171711




 とすると、100万円の仮想通貨は800万ぐらいにはなってくれるらしい。ビットコインでも 300万にはなったということだ。1年弱は暮らせる。


 


~~~~~~~~~~




 こうして考えると、貧乏な人が逆転するのに必要なのは、



 種銭(たねぜに)だ!



ということがわかる。そうだそうなのだ!最初の100万円、いやなんなら最初の1000万円があれば楽して暮らしていくことができるのだ!



 ・・・え?


 ・・・・・・え?


 ・・・・・・・・・は?


  種銭・・・。



 種銭があったら、貧乏ちゃうやんけー!!!





 というわけで、結論です。



貯金は、何ものにも替えがたい資産である。




 まずは、何よりも貯金ですよ。




(ということは、弱者を助ける一番の方法は、種銭を貸すという仕事であることがわかる。グラミン銀行は、こういう理屈で成り立っているのだな。うむうむ)











2017年12月12日火曜日

【勝手に人生相談シリーズ 20】 意識高い系について、どう思いますか?



 毎度おなじみ武庫川散歩です。



 自分としては、かの有名な推理小説家である「江戸川乱歩」さんにあやかって「武庫川散歩」なる関西系な名前をつけてみたのですが、実際に武庫川散歩でエゴサーチすると



 ほんまに武庫川を散歩するブログや記事



がやたらひっかかってきて、人名としては全く意味をなしていないことに気付きました。名前を売ろうとしても、埋もれるだけですね。これではいけません。


 絶対にネットでよそがひっかからない


 四万十川☆闊歩(しまんとがわかっぽ)


とか


 ヤリキレナイ川☆進歩(やりきれないかわしんぽ)


とかに改名したほうがいいかもしれません。


 え?ヤリキレナイ川を知らない?北海道に本当に存在する川で、あまりにも氾濫が多くてやりきれないからその名がついたとか、つかないとか。


 ヤリキレナイ川
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%AA%E3%82%AD%E3%83%AC%E3%83%8A%E3%82%A4%E5%B7%9D



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 さて、そんなセルフ・プロデュース能力に長けたムコガワですので、常に自分のミッションをレボリューションしてゆくことには関心があります。



 そこで、そんな私にまた質問が寄せられました。毎度おなじみ人生相談のコーナーです。



Q 「解脱者さんは、どちらかといえば、意識を低下させるのが本業だと思いますが、いわゆる”意識高い系”の人についてどう思いますか?」(30代女性)


A ・・・。意識低下させ続けたら、最後は死んでしまうがな。



 最初に誤解を解いておきますが、解脱者というのは「あらゆる欲望を捨てて、枯れ果ててしまい、もはや息も絶え絶え」な状態を指すのではありません。



 それを言うなら、「植物状態にある人は、解脱しているのか」というテーゼを立てるのと同じで、そんなことはナンセンスで、むしろそういう病気を抱えている人にも失礼です。



 解脱している状態というのは、



「いろんな欲望や欲求や行動に、自我をもぎ取られたり、支配されないこと」


と言ってもいいでしょう。


「無意識におしっこたれながす」


のを解脱と勘違いしてはいけません。むしろ、


「うははは。ここは便所じゃないけど、わしゃどこでもおしっこできるぜー」


と、俗世のしがらみやルールを全く気にしないほうが解脱に近いということです。



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 話を本筋に戻して。



 解脱者の意識が低いかどうかは別にして、いわゆる俗世で言われている「意識高い系の人」というのは、すでに蔑称になりつつありますね。



 もともとは、「能力があり、かつ自己実現に向けた高い意識を持っている人材」ぐらいの意味だったのですが、現実には「偉そうなことばっかり言っている中身を伴わないヤツ」の意味へと変わってしまいました。


 よくネタにされるのは「やたら横文字を使う」とかがありますが、要はルー大柴(わかる?)ですね。トゥギャザーしようぜ。




 意識高い系というのは、最近出てきたことのように思いますが、実は明治大正時代ぐらいからそういうヤツはいて、「文士さま」なんて揶揄されたこともあります。


 帝国大学に通い、哲学書などを読みふけりながらいっぱしの思想家きどりになっている青年なんてのは昔からいたわけです。


 兵庫県篠山市に「デカンショ祭」というお祭りがあって、デカンショ節という民謡があるのですが、そのデカンショということば、


 デカルト・カント・ショーペンハウエルの略


という説がまじめにあるくらいで、篠山藩の藩校から東京へ遊学させてもらった若い学生(元侍の子)とかが、


「いったいなんだね。きみ。カントぐらい読破してからものを言いたまえよ」


なんてやってたわけですよ。




 というわけで、意識高い系とは、「エリート意識が表面的にこぼれ落ちたもの」と言えるわけですが、大事なのは中身です。


 そこで、本当に意識が高いかどうかを判定する秘策を授けましょう。


1)

「そうした意識高い言説が、誰かが言っていることの受け売りなのではなく、自分の体験や自分の考えに基づくものであるかどうか」



 2)

「自分が口にしている言説を、今度は自ら実行しているかどうか」



 はい。たったこの二つです。どんなにいいことや凄いことを言っていても、自ら実行していない人は、ほとんど無意味です。

なぜなら、すごいことやすごい内容の記事は、ネットにだって転がっているので、それを口にしているだけのヤツは、



ただ、転がっているのとおなじ




に過ぎないからです。ごーろごろ、ホレごーろごろ。




 意識高い系の人たちの実践例が、記事として挙がっていたので紹介しておきます。



独自取材を堂々とパクる、「意識高い系」の人たち (文春オンラインさんより)
http://bunshun.jp/articles/-/5351?page=2 



「仕事で自己実現を目指してはいけないサラリーマンという身分」(ダイヤモンドオンラインさんより)
http://diamond.jp/articles/-/152741



 2つ目の記事なんかめちゃくちゃ面白いですね。


 サラリーマンをしている限り、スティーブジョブズには成れないし、スティーブジョブズに成れるようなヤツは、会社員をそもそもしていない。


↑簡単に言えばそういうことで、かなり名言です。



 ということは、本当に意識が高く飛びぬけて能力があるヤツは、



「すでにそもそも今現在、あふれる能力によって、独立してフリーで結果を出している」



ということになり、組織の中にいてわかったようなことを口にしている人材は、



「すでにこれまでも実は社畜の才能があり、これからも社畜としてしか結果を残せない」



ということになるわけです。



 ちなみに、ムコガワは、世をしのぶ仮の姿では会社員です。会社員としてしか成果を残せない哀れな存在です。


 その哀れが極まって、取締役になりましたが、それが何か?






2017年1月16日月曜日

【勝手に人生相談シリーズ 16】コスプレが辞められません!いつになったら引退すべきなのでしょう。




 新しい年を迎えてもワクワクすることが少ない、人生に解脱した男、武庫川散歩です。

 悟りを開くと、苦しみや欲望から解放されて、自由になったり幸福になったりすると思っていましたがなんのことはない、



 心がインポになった



みたいなものです。穏やかなる暮らしは、まさしく枯山水。


 健やかなるみなさんは、多少の欲望と妄想にウホウホしてるくらいのほうが、幸せかもしれませんよ。なーんて。



 さて、新年そうそう「帰ってきた勝手に人生相談」のコーナーで楽しんでいただきたいと思います。


 このコーナーは、解脱者・武庫川散歩のもとに寄せられたりすることのない人生相談を勝手に設定し、勝手に回答するという前代未聞のシリーズですが、意外と大人気のようです。しらんけど。





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Q 『もうすぐ35歳になる女子です。十代の頃からアニメや漫画が好きで、勢いあまってコスプレに挑戦したりした結果、写真を撮られたりシュチュエーションを演じたりすることにすっかりハマってしまって、今に至ります。

 とはいえ、20代の頃から、何度ももうコスプレを辞めようという気持ちに苛まれてきました。十代の頃には、「25歳も過ぎてコスプレやっているおばさんはイタイ」と友達ともずっと話してきたし、「その年齢で他にやることないのかよ」と蔑む気持ちもありました。

 また、コスプレでできた友達や知り合いは、互いに「○○ちゃんかわいい」と誉めそやすことはあっても、本心では、「私のほうが可愛いわよブス」と誰もが思いながら、バカにしているような人が多く、心を開くことなんてできません。

 どちらかと言えば、定期的にそうした人間関係が嫌になって鬱になるくらいなので、本当に自分でも辞めてしまえばいいのに、と思います。

  でも、結局、自分の自己顕示欲を満たすだけの行為だとわかりながら、辞めることができないでいます。

 私は衣装も自分で作ったりするのですが、物作りが好きだったり、そうした気持ちまで否定するのは逆に違うような気もします。』




 はい。というわけで35歳女子さんからの人生相談。コスプレイヤーだそうです。


 コスプレをする人を「レイヤー」と言うのですが、この言葉をぱっと聞いてどういう反応をするかでその人のふだんの仕事ややってることが全く違う、というのは面白い単語ですね。


 ”レイヤー”と聞いて、


「一時期流行しましたよね〜。最近はまたパッツンとかストレート系とかが戻ってきてますけど」


と言う人は、美容師さんですね。


「えー?誰それさんだったら男装とか似合いそうですう!今度合わせやりませんかあ」


とか、語尾を母音で話す人は、コスプレする人です。



「CAD?GIMP?CSのバージョンは?」


とかわけのわからんことを言う人は、デザイナーさんもしくはコンピュータのお仕事をしています。





 ・・・もとい。



 コスプレの賞味期限というのは、誰が決めるべきことなのかなんて正解はありませんので、おばあちゃんが紫の髪をしていいのか悪いのかくらい、いつまでどうやろうと勝手だとは思いますが、武庫川的には、「35歳レイヤー」さんの心の叫びが気になるところです。



 つまり、10代の子にバカにされながらやる30代のコスプレというのは、基本的には


「美しさや若々しさの優劣を競う女子同士のマウンティング」


なわけで、10代の子は金もなくポーズもぎこちなく、ましてやいいカメラも持っていないので「若さ」を全面に押し出さざるを得ないわけです。



 逆に30代ともなれば、衣装の布代だってお金をかけられるし、小道具にもこだわれます。それなりの雰囲気の場所を借りるお金だってあるでしょうし、ポーズも年季が入ることでしょう。



 しかし、だからと言って、10代のレイヤーよりも30代のレイヤーのほうが「総じて満足度が高いか」といえば、そうではないことが多いと思います。



 なんでか?



 それは、すべてのレイヤーさんが感づいていて、そして恐れている通り、



「この表現活動で得られる評価や賞賛は、内側に閉じているもので、外側に開いていない」


からでしょう。


 あるいは、 特に年齢を重ねてくればくるほど



「これに費やしている時間や労力が、他の活動に向かっていたら存在していたであろう別の自分との対比」



が悩ましく思えてくるからなのではないでしょうか。



 例えば、仕事で成果を上げているかもしれない別のあたし。結婚しているかもしれない別のあたし。子育てをしているかもしれない別のあたし。何か外部に開かれた活動で認知されているあたし。



 そうした「パラレルワールドのわたし」に対して、「レイヤーのあたし」を卑下する気持ちが少しでもあると、それは心がしんどくなる元凶となりかねません。





 解脱者武庫川からすれば、コスプレ活動は「趣味」なのですから、好きにしはったらいいと思います。


 下手な将棋をいつまで続けていても、趣味であれば一向にかまわないし、それが公に開かれたものでなくても全然OKのはずです。

 料理好きが趣味であれば、いくつになっても辞める必要がないし、となりの奥さんより美味しかろうが、究極まずくて負けていようが、どうってことはありません。




 とすると、レイヤーさんの心にある「もやもや」の正体は、何なのかが明らかになってくるわけです。


 そう!



「もしかして、あたしは『これ』だけでしか、自己を表現したり、体現したりすることができないのではないのか?」

 
という恐怖です。



 趣味の将棋や料理で「自分を表現したり立ち位置を確認する」ことはまずないでしょう。


 しかし、レイヤーはそれをコスプレ活動の中でやりがちです。


 わたしはかわいい、とか。 誰それよりうまい、とか。




 自己顕示欲とはつまり、
 
「自分の立ち位置の確認作業」


ですから、 「妻」とか「母」とか、「会社でのポジション」とか「社会的評価」とかそういう他の人の立ち位置と比較して悲しくなるし、レイヤー同士でのマウンティングに発展してしまうのです。




 立ち位置確認の自己顕示欲と結びついた場合、コスプレ活動はずっとあなたをどこかで苦しめますから、一つにはそれと切り離して



「純粋に楽しむことができるかどうか」



がポイントになるでしょう。逆に、あなたがコスプレを通じて、誰かとのポジション争いを確認することで心の平穏を得ているのであれば、


 「コスプレよりも、あなたにとって価値のあるポジションに移行したほうがいい」


 と助言いたします。


 たとえ、それがライバルとのママ友争いであっても、子供が産める年数は限られているので、そちらへ移行したほうがマシです。


 あるいは婚活にいそしむとか、仕事をもうちょっと頑張るとか、そっちのほうが成果を得た気持ちは大きくなることでしょう。




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 ですが、コスプレをする人の多くは、そうした「開かれた世界でのポジション取り」においては



自信がない



ことが多いのだと思います。 そもそも、違う場面での自己顕示欲が満たせない、敵わないと察知しているので、コスプレという場に引き寄せられることもあるのでしょう。



 そういうあなたを強制的に現実に引き戻し、こっちの世界で生きていかざるを得なくする魔法の呪文があります。


 もう、逃げられません。



 では、呪文を唱えましょう。



「ほうれい線が目立ちはじめたら、もうレイヤーは、やめ時!」



 ああああああ!これだけは言われたくなかった!!!!!


ほうれい線が!!!!!目尻にしわが!!!!!


・・・早く目を覚ましなさい。




















2015年5月7日木曜日

<日常>帰ってきた勝手に人生相談シリーズ! その6 「ブサイクすぎて働けません」

 ゴールデンウィークも無事に終わり、ゴールデンボールが蒸し暑くなってきた季節ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 稀代の解脱者、武庫川散歩です。こんにちは。



 最近、書いてなかったので、今回は久しぶりに「勝手に人生相談シリーズ」をお届けします。このシリーズは、誰にも依頼されていないのに、あくまでも独断と偏見に基づいて勝手に人生相談に答えるという完全におせっかいに等しい独白のコーナーです。



 さて、今回の悩みは


「私は、ブサイクすぎて働けません。もう4年も仕事をしていません」


というもの、元ネタは、

http://blogos.com/article/111530/


にあります。


 働けないポイントは、「笑われたり、悪口を言われたりするのが嫌で働くことができません。」

ということのようです。いったいどうすればいいのか!


 悟りを開ききった解脱者の武庫川散歩が、今日も明解に回答してみましょう。


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 まず、4年も仕事をしないで食べていけていることを、素晴らしいと思います。私なんか、仕事しないとたぶん半年も家計が持ちません。


 仏教的には、その環境にいられることが、まず感謝です。ご実家におられるのか、あるいは、親からの扶助があるのかもしれませんが、親御さんの金銭的な負担は、大変なものであろうと想像できます。


 なんと言っても、4年も働かない同居人がいるのですから!


 ということは、まず基本中の基本として


「ブサイクに生まれてしまったことを親に対して恨むべきか、それとも、今でも生活を支えてくれることを感謝すべきか」


どちらが、より重たいのか、親が究極的に悪いのか悪くないのか、をまず議論するべきだと思います!


 「いや、そこは問題ではないのです」

と遠慮なさるかもしれませんが、あなたは、「自分をブサイクだと断定なさっている」わけですから、ブサイクの原因についてまずは徹底追求するべきです!誰がなんといっても、そのブサイクの原因は、親にあるとしか考えられないのですから!!!!!



 それともなんですか?親には感謝してるし、自分がブサイクだということは、それなりに受け入れているということですか?


 では、自分の親のせいでブサイクに生まれたということを、あなたは責任追及せずに、とりあえず、受け止めるということでいいんですね?

 ブサイクであること自体には、文句はありませんね?!

 では、ここまでは定義終了です。


 ブサイクでも、かまわない。親には感謝している。と。


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 では、次の段階へ行きましょう。


 自認するくらいブサイクなあなたに、愛情を注いでくれている両親のもとで、ぬくぬくと育っておられるあなたは、「会社にいけば、顔を笑われる」という理由で仕事ができないようですね。


 いや、その前に、まず議論すべきことがあるでしょう。


「ブサイクなのに、変わらぬ愛情を注いでくれる両親のもとにいながら、それでもぬくぬくと実家から出ず仕事をしない娘」に対して、近所のみなさんが


「やあねえ、あそこの娘さん。4年もひきこもっているのよ」

とか

「まあ、恥ずかしいわ」

とか、


そっちのほうを笑ったり、悪口を言ったりしていることになぜ気付かないのですか?


 あなたが家にいることのほうが、よっぽど世間体がブサイクであることに、一刻も早く気付くべきではありませんか?



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 さあ、ここで第三段階に進みます。


「世間体がブサイクなのと、顔がブサイクなのと、どっちがよりブサイクか」


徹底的に議論してみましょう!さあ、ほれ!ほれ!



 ・・・まあ、だいたいこのへんくらいで、いいでしょう。そろそろあなたの脳みその中で、


「ブサイクブサイク言うなーーーーーーーーーーーっ!!!!!」


と叫び出す頃でしょう。そうでなければ、「まったくもって武庫川さんの言うとおりです。私が悪うございました」とひれ伏しているはずですから。



 それでいいのです。本当に恐ろしいのは、顔がブサイクになることでなく、


 心がブサイクになること


なのですから。



 仮に、あなたの言うとおり、100%ブサイク認定しながら話を進めると、上のようなことになってしまうわけです。

 ということは、100%ブサイク認定しながら話をする、なんてことそのものが成り立たないのです。



 だとすれば、働けない原因は「ブサイク」だからではなく、


「否定されたり、嘲笑されることが嫌だ」


ということに他なりません。



 そうなると、誰だって否定されたり、嘲笑されたりするのは嫌なのですから、根源的な問題は、


「他者と向き合うのを、どう乗り越えてゆくか」


という点に他ならないわけです。



 では、「他者ときちんと向き合えず、4年間働いていない人」はどうしたらいいのでしょう。


 別に働きたかったら働けばいいし、働きたくなければ、そうすればいいのです。基本的には、すべての問題は「あなた自身」の問題に過ぎません。


 誰も代わってくれるわけではありませんので、解脱者的には好きにしはったらかまわない。


 あとは、自分がどうするかだけです。自分が変わるのか、変われないのか。変わらないまま人生が終わるのか、終わらないのか。


 冤罪で人生の大半を牢獄に押し込められた人たちが、この日本においてもたくさん存在しますが、彼らは自分で何かをしようにもできなかった人たちが大半です。


 国家権力によって、彼らの権利は押し込められていたからです。


 ですが、あなたは今自由です。働かなくても、食べてゆけるくらい、自由の中で生きているのです。


 その自由という世界を牢獄だと思いたければ、思えばいい。好きにしはったらよろしい。


 すべての人は平等に死にます。かならず全員に死がやってきます。


 その間、どのように生きるのかは、その人だけが選択できることです。


 どうぞお好きになさってください。