厄神様は、1月・2月がキャンペーン
ということのようですが、他の月ではダメなのでしょうか?
ちなみに、日本各地の厄除け祭りを調べてみると、
1月15~19日 岩清水八幡宮 (京都) 厄除大祭
1月18日19日 門戸厄神 東光寺 (西宮) 厄除け大祭
2月17日18日 柏原八幡神社 (丹波) 厄除大祭
2月18日19日 宇佐厄神八幡神社 (加古川) 厄除大祭
などなど。ね、1月2月はキャンペーン期間でしょ?
さて、その厄除け祈願に、「解脱者である武庫川散歩は参加して」きました。
なぜ解脱しているのに、厄除け祈願をするのかって?解脱しているのなら、そういうものに、興味を示さないはずでは?
と思われること必須だと思いますが、その通りです。
解脱者は、はなっから厄除け神事の神通力など期待してはおりません。それでも、厄除祭に行ってみるのはいわば
潜入取材
というやつです。取材料5000円かかったけど。
そういえば、最近の週刊文春さんは、サカキバラのところへ直撃取材に行ったり、スクープ連発していますが凄いですね。どうでもいいけど。
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さて、厄除祈願のお祓いを受けると、とても興味深いことがわかりました。
神道の祝詞、祈願のことばを古典語が理解できる武庫川は神妙な面持ちで聞いているのですが、かなりいいことを言っているのです。
神道という宗教の性質を現していて、よくできてるなあ、と感心いたしました。
よく、神社の神主さんが
「かしこみかしこみまをす~。はらいたまえ、きよめたまえ~」
などと言っているのを聞いたことがあると思いますが、これは
「恐れ入りながら申し上げます。穢れを取り除き、私たちをお清めください」
と言っているわけです。
さて、今回の厄除け祈願では、こんなことを神主さんが言っていました。
「清らかなる神社におられる厄除けの大神、また諸々の神々の御前にあって、本当に恐れながら申し上げます。
今日、この良き日に、大神の御前に参詣申し上げている祈願者は、どこそこ県のどこそこ市の何丁目何番地に住んでいる武庫川散歩という者ですが、厄年の厄除け祈願、また諸々の祈願を成就するために、どうかお力添えいただきますよう、申し上げるものです。
時には、天からあたたかく見守り、時には地から支えあげ、さまざまな良くないことやけがれを取り除いて、お清めお払いになってくださりますように、恐れ多いことながら申し上げます」
まあ、こういうことをもう少し長いセリフでおっしゃるわけですが、本当に日本の宗教である神道は、
平和な宗教やなあ
と心から思うわけで。
戦時中の軍国主義と、皇室の絶対崇敬については問題がありましたが、本来神道というのは
五穀豊穣、大漁追福、商売繁盛、家内安全、無病息災、安寧長寿、夫婦円満、子孫繁栄
を願うもので、
おなかが一杯になって、みんなが幸せであればいいな
という平和な宗教です。
敵を滅ぼせとか、自分以外を信仰したら殺すとか、あんた地獄に落ちるわよとか、そういうことは一切発想にないところが素晴らしい。
そう思いませんか?
さて、お払いの後は、神楽殿にて舞を踊ってくれる巫女さんのノンセクシーダンスを鑑賞し、破魔矢をいただいて帰るわけですが、私が3年間も前厄・本厄・後厄と厄除け大祭に通いつめるのは
「巫女さんが、壇蜜にそっくり」
だからです。
ちなみに壇蜜のブログは
「黒髪の白拍子」
http://ameblo.jp/sizuka-ryu/
というのですが、白拍子は、巫女舞から出てきた芸能ですので、まさに壇蜜。
(白拍子 葛飾北斎画)
その壇蜜の舞を見るために5000円払って3回も通っているわけで。
え?それが目的だったのかって?
それ”も”目的なんですが、なにか?
ちなみに、浅草ロック座の入場料は5000円だそうですね。一緒です。
巫女の姿の壇蜜に5000円払うのと、全裸の女性の姿に5000円払うのとどっちがエロスで、どっちが本当にいやらしいか考えてもみてください。
・・・前者に一票!
しかしまあ、心あたたまる神主の祝詞を聞いて、壇蜜の踊りを堪能して、お土産(お札とお守りと御神饌)を貰って、甘酒を飲んで帰るというのは、すばらしいイベントですね。
え?欲と煩悩にまみれてるやないか、って?
大丈夫です。一見、凡夫の行動のように見えますが、
安心してください、解脱してますよ!
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