2022年12月9日金曜日

結婚式に祝電を送った話。

 

 

「今日はどうしても大事な話があるので、直接電話してもいいですかー」

 

というLINEだか、メッセージが来たのは、もう半年前くらいのことだったろうか。

 

 そう言って来た相手、というのは、このブログのコアなファンであればもうおなじみの弟子ことハガネちゃんである。

 

 ええ?直接電話だなんて、どんな恐ろしいことを言い出すのやら?

 

と師匠は内心恐怖に怯えていたのだが、おそるおそる電話に出ると、

 

「師匠!結婚式するから、ぜひ出席をお願いしようと思って!」

 

というものだった。ほっと胸をなでおろす。・・・ああ、ビクビクしたぜ。

 


 最近はずっとnoteに行ったきりで帰ってきてなかったのだが、実はハガネちゃんが結婚する話は、この記事の数話前に載っている。



あの人がついに・・・。

https://satori-awake.blogspot.com/2020/12/blog-post.html


 

 ちょうど2年前の話なので、勘が悪い読者の方なら


「え?再婚?」

 

と思うかもしれないが、そうではない。

 

 勘のよい読者の方ならすぐわかると思うが、コロナ禍で結婚式を実施できていなかったのである。

 

 というわけで、2年遅れの結婚式。こちらのブログでも、ちょうどそれくらい間が開いていて、縁というのは奇妙なものだ。

 

 

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 ところが、残念なことにその日程ではどうしても都合が付かず、祝電を送ることで納得していただいた。

 

 彼女的には、どうしてもムコガワ師匠に「結婚式に出てほしい」と思っていたらしいのだが、いくらお父さんやお母さんとは以前に何度かお会いしたとはいえ、

 

「なぞのおっさんが式場に鎮座している」

 

というのは、社会通念上、非常に意味がわからないことくらいは理解できる。

 

「あのおっさんは誰なんだ?」

 

と話題の的になってしまうだろう。

 

 実は、彼女の夫とも一度電話でお話したことがある。ハガネちゃんは、自他ともに認める暴れん坊娘なので、どうもその夫・その頃は当然彼氏だったのだが、何を暴れたのか喧嘩したのか忘れたものの、もう手に負えないと判断したらしい。

 

 そこで師匠である私に電話をかけてきて、「とりあえず話を聞いてやってくれ」と頼み込まれたのであった。

 

( たぶん、概要はそんな感じ。細かいところが間違っていたらすまぬ。)

 

  電話口で、なぜかその彼氏に


「はあ、いつもお世話をしております」


という、これまた謎の会話が繰り返されるという、悲劇だか喜劇だかである。



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 そんなこんなで、この師弟はいまのところ非常にうまく行っているのだが、そこに至るまでにはそりゃあ、あんなことやこんなことや罵り合いや、怒りのぶつけ合いがあった。


 そもそも恋人同士でもなければ、親子でも教師生徒でもなかったハガネちゃんと、そこまでやりあったのは、結論から言えば「人間同士のぶつかり合い」だったからだろう。


 私は関西でもちょっと郊外に住んでいるが、夜中に阪神間まで自家用車で走っていって、


「貴様、今すぐ表に出て来い!」

「いやだっ!」

 

と戦ったこともあったが、ハテなぜそうなったのかもう覚えていない。

 

 

 こうなってしまうのは、たぶん師匠の側も「かまいすぎ」の傾向があり、いつも反省する。もちろん「距離感がおかしい」のは弟子もおなじで、突然宅急便で

 

「大型モニタのマック」(PC)

 

が送りつけられたかと思うと、あとからうちにノコノコ到着して、居候したハガネちゃんが、それで履歴書とかを作成しはじめるということもあったほどである。


 なぜかハガネちゃんが美少女になるべく、うちの奥さんとムコガワとで「化粧を教える」ということまであった。

 

これは自慢である。ハガネちゃんを美女にしたのは、私だ!(←ちがう)


 

 

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 距離感がおかしい、のはたしかに申し訳ない。反省しきり。

 

 でも、ムコガワと師弟関係になると、どうしてもそういうことが起きる。

 

 表面的な人間関係ではなく、ガチの本音でぶつかってしまうからである。

 

 だから来る者を拒まないときは最初に謝っておくことにしている。

 

「絶対にあなたと喧嘩したりする日がくるから、その時はごめんなさい」

 

と。 相手はまあ、一般的な社交辞令だと最初は思っているから、「こちらこそ」みたいに会話を交わすのだが、


 かならずホンマに、人生で最大級のどよーん・・・


みたいなのに襲われるという。(いやまあ、その時は師匠だって、おなじだけ痛いのだけれど)

 

 

 

 その理由は明白だ。

 

 人が真剣に腹を割って話すということは、きっとそういうことなのだろう。

 

 あるいは、自分がどう生きたいのか?みたいなことを刃として突きつけ合うからかもしれない。


 武庫川一門の勝負は、真剣によるつばぜり合いなのだ。



 そのことを「嫌だ」と思う人もいるし、「耐えられない」と去ってゆく人もいた。

 

いた。

 

けっこういた。

 

・・・めっちゃいた!

 

 

 このブログにも登場した「ウサギちゃん」は、「師匠が好きすぎて耐えられないから消える」と言い残して、ほんまに消えてしまった。

 

 そういえばウサギちゃんはエホバの証人だったので、自分の研究生にしようとワシは狙われていた(汗)

 

 

 新弟子が入門しました。

 (2017)

 

↑クリックすれば、とぶぞ。 


昔の記事を見ると、ああ、そうだったなあと思い出す。

 

(この間、ハガネちゃんすら「師匠と断絶しようとしてた」ことが、さらっと書かれているので、怖ろしや、おそろしや)

 

  うん、これ通過儀礼なのかもしれない。ワシはいつも絶交される憂き目に遭う。

 

 

 ウサギちゃんのことを思い出したので、検索すると、なんとたった2記事にしか登場していない。

 

 彼女はそれくらい弟子だった期間が短かったのだろう。そのもうひとつの記事が

 

可愛い女子の弟子との会話 

 (2017)

 

↑こっちも、とぶぞ。

 

である。

 

 今読み返したら、めっちゃいいことがたくさん書いてあって、驚いた。たしかに彼女に学んだこともたくさんあるのだ。

 

 当時の私のスタンスと、今のスタンスにちょっと違いや進歩が見られる?(ほんとに?)のは、そのためかもしれない。

 

 読み返してみて、よかった。

 

 

 それにしても「可愛いかわいい」とアホみたいに書いてあるのだが、アナウンサーの水トちゃんにそっくりだったので可愛いことは間違いない。

 

 よく、王国会館での清楚な集合写真を送ってきてくれたものであった。

 

 彼女も、当然ながら宗教2世であったが、いまはどんな思いなのだろう。

 

 

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 さて、話があっちこっちに飛んだが、ムコガワ師匠の思い出話もいったん休憩としよう。

 

 とりあえずはハガネちゃんが結婚式なのだ!めでたい。

 

 いろいろあったけれど、ハガネちゃんはとりあえず師匠から離れるつもりはないようだ。

 そして、いつか乗り越えてゆくだろう。

 擬似的お父さんは、嬉しいぞ。

 

 

(おしまい)

 

 

*もしハガネちゃんが、「あることあること全部書くなボケ!」と起こってきたら、消すかもしれません。あしからず。

 

*ウサギちゃん、これ見てたらぜひ宗教2世・界隈で会いましょう。

 

 

 

 

 

 

 


 

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