2014年2月1日土曜日

■<9>人はどこから来て、どこへ行くのですか? ~人類の根源的悩み~

 みなさん、おはこんばんちは。

 セカイでもっとも面白い「悟り」をめざして今日も覚醒中の武庫川散歩です。瞑想なんかしません。

 
 さて、今日は、宗教や哲学めいたことを考える人が、必ず一度は考える問いについて、書いてみようと思っています。


 Q「人はどこから来て、どこへ行くのですか?」


 まあ、たいていこういうことを考えるときに、「ただの宗教かぶれ、哲学かぶれ」の人は、本気でそれを探したことはありません。

 なんとなく、神様が創ったとか、宇宙の意識がどうしたとか、サルから進化したとか、いろんなことをごちゃごちゃ抜かしてけつかりますが、「大きく、ざっくりと」そんなことを想像してみるだけで、ホントにどこから来たのか、についてはほったらかしにして今日も明日も生きているのが実情です。


 ですから、今回は、ガチで特に「どこから来て」の部分から攻めていきます!


 あなたが、どこから来たのか。


 まず、当然ですが、あなたにはお父さんとお母さんがいます。今流行のDNA鑑定をした結果、実の両親と育ての両親が違うことはありえますが、とにかく生物学的に父親と母親が存在することは事実です。

 で、たぶん、これを読んでいる人の中に試験管ベビーで人工授精で生まれた人がいる確率はものすごく低いので、とりあえずは普通の両親の元で育った人を想定してみます。



 まず、市役所へ行って、戸籍を取ってきてください。本籍地と住居地(住民票のあるとこ)が異なる場合は、本籍地の市役所へ行って、自分の戸籍を取ってください。

 そして、お父さんの名前とお母さんの名前が、ホントにあなたと一緒に暮らしているその人たちかどうかを確認しましょう。あるいは「養子縁組がなされているか」どうかもチェックしておきましょう。


 この時点で、実のお父さんが違ったり、実は養女になってたりすることが初めてわかったあなた!あなたの場合は、「人がどこから来て」とか言ってる余裕はなく、自分のことで精一杯になるはずですから、すぐこのブログを開いているパソコンやスマホを閉じて

 自分の本当の親について悩んでください。


 宇宙の成り立ちとか、そんなんどうでもいいのです。あなたの成り立ちとこれからの家族の行く末のほうがよっぽど心配です!


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 さて、運良く「開けてはいけなかったパンドラの箱」に出くわさず、戸籍上のお父さんとお母さんの名前がいつも知っているあの人たちと無事に一致したあなた。あなたは次のステップに進みましょう。

戸籍係の人に

「私の直系尊属について遡りたいので、可能な限り先祖の『除籍謄本』もしくは『改製原戸籍』を出してください」

とお願いします。一通あたり750円とられますので、数千円の出費は覚悟しておくほうがいいでしょう。

 これで、うまくいけば、あなたのご先祖を辿れるだけたどることができます。


 あなた → 父 → 祖父 → 曽祖父 → 高祖父 → それ以上

 平 成 → 昭和 → 大正 → 明 治 → 江戸時代 → 江戸時代


 戸籍は、一族の引越しなどで移転していることもあります。もし、移転がわかったら、そこから先は移転する前の市役所でおなじ手続きをしなくてはなりませんので要注意です。


 私の場合は、高祖父まで辿れました。江戸時代末期の人です。母方の方も、同じように辿ることができます。


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 仮に、江戸時代のご先祖が「五右衛門」さんだったとわかったとしましょう。残念ながら、私は五右衛門がどんな生き方をしたとか、どんな思いで子供を作ったとか、実は虐待していたとか、実は愛人がいて実の子を無視していたとか、そんなことは


 さっぱりわからない


のです。完全に、実のおじいちゃんのおじいちゃんでありながら、その人のことなんて、これっぽっちもわかりゃしねえ!

 その村で庄屋をしていたとか、何か業績めいたことがあれば、かすかに五右衛門のことはわかるかもしれませんが、それでも、五右衛門が「何を考えて生きていたか」なんて、まるっとごりっとさっぱり意味不明なのです。


 ということは、「あなたがどんな生き方をしようが、どんな暮らしぶりだったり、どんなことを考えていても、孫の孫くらいになると、誰も気にしなくなる」ということです。


 これが、あなたのこれから行く未来です。


 そもそも、そのおじいちゃんのおじいちゃんの名前すら、今回はじめてあなたは知るわけですから、未来の孫の孫があなたの名前を調べようとすら思わない確率のほうが、高いと思いますよ。


 仮に、あなたが将来「天国へ行きたい」とか、「神の国に生まれ変わるんだ」とか「来世はいい人生が送りたい」とか思っていたとしても、そこへ到達する以前に血のつながった孫の子とか孫の孫あたりで、すでに「あんたのことはどうでもいい」のです。


 これが実態なのですから、仕方がない。


 あるいは、ふだんから「先祖を敬いなさい」とか「神社を拝もう」とか思っているあなた。そんな遥か昔のこと以前に、直接の先祖のことを調べもしないで、だいたい直系の先祖の名前すら知らないのに、

 えらそうなこと言うなこのバチ当たりめ!


とまずは五右衛門が怒っているはずだと思うのは間違っていますか?


 もっと、恐ろしいことに「あたし仕事のほうが好きだから、子供はもうちょっと後にするわ」と思っていて、実際三十後半になって焦って結婚して不妊治療をしたけれど時既に遅しだった人は、どうしたらいいんですか。

 その人の遺伝子は、そこで途絶えるわけです。孫の孫どころの騒ぎじゃない。あなたが生きた業績を伝えてくれる人なんで、そこでいなくなるのです。




 ちなみに、今回ガチでお届けしたこの話題ですが、私の場合は戸籍上わかる先祖が江戸時代の高祖父まで。それより昔のことは某藩の藩士の名簿を専門古書店で1万8千円も出して購入し、同じ先祖の一族が名簿に上がっていることまで確認し、さらに、国立国会図書館にある江戸幕府の幕臣名簿まで詳細に調べ挙げた結果、室町時代に関西の某地域から出た一族の出身であることまで突き止めました。

 それでもせいぜい700年前です。人類誕生には及びもしないが、私個人でできるところまでは、やった!やりきったぜご先祖さま!


 とまあ、ここまでやってはじめて神様かご先祖さまか知らんけど「なかなか、おまえは本気だね。ワシらのことをよく調べてくれた。ほめて使わそう」と言ってもらえると思うのですがどうでしょう。

 
 いいですか?あなたが信仰する神は、ガチであなたの信仰を試してるんです。

 口先だけでそれらしいことを言ってるだけの大半のやつは


 あんた、地獄に落ちるわよ!


 なーんて。


 







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