2015年5月13日水曜日

自殺してもいいですか? それとも どうして自殺してはいけないのですか?

 いつも明るく楽しい解脱ライフについてお伝えしている当ブログであるが、今回はいつもにも増して真面目に、神妙な顔つきで書いてみたいことがある。


 自殺したい


と思ったことがあったり、あるいは今まさにこの瞬間にも、


 自殺しよう


としている人がいることは、言うまでもない。


 もちろん、その人たちの悩みは千差万別であろうし、一介の解脱者ごときの私に、その人たちの自殺を止めることができるような力があるとは謙遜して思わないのだが、もし、何かの偶然もしくは神の導きによってこのブログを見た人には、こんなお話をしておきたい。



 もし、


 「自殺してもいいですか?」


と尋ねられたら、悟りを開ききったワタクシ武庫川散歩の「勝手に人生相談」のコーナーであればなんと回答することだろう。


 万物は流離流転の無常であるのなら、自殺のひとつやふたつ、いまさら良いも悪いもないだろう、というのが解脱者の本音でもある。



「好きにすればいいじゃないか。それもまた無常なり」


と念仏か題目かしらんが、唱えてやってアーメンとでも嘯くところなのだが、いやいや、ちょっと今日は違うことをお話したい。


 あるいは、こんな質問もあるかもしれない。



「どうして自殺してはいけないのですか?」


と。 


 ちなみに、自殺してはいけないという考えは、一般論としての常識ではあるが、厳密に言えば自殺してはいけないなんてことはない。


 別にしてもいい。してしまうこともあるし、せざるを得ないこともある。


 たとえば、宗教的価値観によって自爆テロを行う人間はたくさんいるし、彼らはその属している集団には褒められることだろう。


 あるいは、何か過失であっても何か他人を傷つけてしまい、その自責の念から死を選んでしまうこともあるだろう。


 その昔、闇米を買わないと決めて餓死した正義の裁判官がいたとも聞く。


 あるいは借金で回りに迷惑をかけた社長さんが、保険金で支払おうとすることだって良くある話である。


 ああ、もう!究極的に心が弱い状態になってしまい、どうしようもなくて死を選ぶことだってたくさんあるのだから、少なくとも私には


「自殺をしてはいけない」


という権利はない。


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 それでもなお、このページを見てしまったあなたにしっておいてほしいことが少しだけある。


 それはカンタンなデータだ。



<1>日本においてガンで死ぬ人の数


 厚生労働省によれば
 http://www.mhlw.go.jp/seisaku/24.html


日本人でガンになって死ぬ人数は、年間に30万人以上ということである。


 ちなみに、一般的に言われてみなさんも知っているはずの、「年間の自殺者の数」は3万人なので、10倍の人がガンで亡くなっているんだなあ、と思っていただければいい。



 そして、このガンによる死亡が、日本人の死因の第一位であることを、とりあえず頭にいれておいてほしい。



<2>死因の順位は


 では、日本人の死因はそれからどんなことが挙げられるのか。もうちょっとだけお付き合い願いたい。


 これまた厚生労働省によれば
 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/deth8.html



 第二位 心臓疾患 18万人

 第三位 脳梗塞・脳卒中 12万人

 第四位 肺炎 11万人

 第五位 老衰 3万8千人



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 しかし、ここには隠された真実がある、ということをお知らせしておこう。本当は、日本人の死因の原因は、こんなのじゃないのだ。



 http://www.sendai-l.jp/chousa/pdf_file/7/7-1/7_1_4c.pdf#search='%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E4%B8%AD%E7%B5%B6%E6%95%B0'



 上のリンクを見て欲しい。ウイルスとか仕込んでいないので大丈夫。安心してクリックしてくれれば、意外なことに気付くはず。





 そう、日本人の死因のほとんど第二位、あるいは第一位に届きそうなその実態、その真実は、










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・・・・・







人工妊娠中絶による堕胎 20万人から28万人


なのである。




 死ぬ、どころか、生まれてくる前に殺されているのである。




 そもそも、生まれてこれていないのだ。




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 今から自殺しようと思っているあなたに、これだけは知っておいてほしかった。



 あなたの人生は、とてつもなく苦しく、たいへんなものであったろうが、そして、それは誰にも理解されないような重いものであったかもしれないが、



 そもそも、人生を生きるチャンスが与えられていないものたちから見たら、チャンスがあっただけはるかにラッキーだった


ということになる。



 
 あなたの親は、ふつうの家庭からみればろくでもない親失格の存在だったかもしれないし、親にたいして恨みつらみもあるだろうが、



 あなたを殺すという選択をしなかったことだけは、理解してほしい



と心から願う。





 少なくとも、あなたはこの20万人の生まれなかった人たちの親よりは、愛されており、恵まれていたということをしっかり覚えてほしい。



 そして、そこから先は、あなたの自由だ。



 私はもう、何も言うことはないので、さようなら、とだけ伝えておく。


 お元気で、というのもなんだか変だしね(^^;








 


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