どうも。皆さんの心のスキマをお埋めする武庫川散歩です。ドーン!!
ちなみに、一昨日 「笑ゥせぇるすまん」の喪黒福造の声をやっていた大平透さんが亡くなったそうで、ご冥福をお祈り申し上げます。
さて、本日は
心の病もうつ病もメンヘラもカンタンに治る
という触れ込みでタイトルをつけましたが、 本当にそんなことがあるのでしょうか?
ワタクシ武庫川の場合は、解脱しておりますから、心の病もうつ病もメンヘラも、もはや無関係です。
悟りを開けば、そうした俗世の迷いごとからはすっかりさっぽりもっこり解放されるわけですが、誰もが悟りをいますぐ開けるわけではないので、困ったものです。
もちろん、心の病を引き起こす原因は、精神的なもの以外に、
「物理的な原因で起きるもの(体の不調そのものが引き起こすもの)」
や
「栄養素などに起因するもの」
などもありますから、ここでは、話をわかりやすくするために
「精神的な認知のありようやストレスによって引き起こされる心の病など」
に一旦絞ってお話をしようと思います。
いわゆる精神的ストレスの根本原因は、何度かこのブログでも触れていますが、単純化すれば
「正義のゆらぎ」
に他なりません。この場合の正義とは、世間において正しいこととか常識的な正義ではなく、
「あなたが良い、正しいと思っている状態や理想的な状態」
のことを指します。
「あなたが良い、正しいと思っている状態と現実の時分を取り巻く現象が合致していないときに、あなたの正義はゆらいで、精神的な変調をきたす」
わけです。
この話は繰り返しになりますが、
「友達がいるほうが良い状態だろうと認識しているのに、そうではない現状」とか
「楽しく仕事ができる環境が理想だと思われるのに、怒鳴られてばかりの環境」とか
「高い能力を持っているほうが望ましいと考えているのに、アホでどうしようもない自分」とか
「恋人や家族がいるほうが幸せだろうなと思うのに、孤独なわたし」とか
設定上のあなたの「正義」に対して現実が「そうではない」とリアルな事実を突きつけてくると、あなたの心は折れてゆくわけです。
これがたとえば、
「ものすごく嗅覚が発達していて、人間全員動物臭を感じてしまうからむしろ一人にしてくれな人」とか
「ものすごいマゾで、先輩の女性社員に怒られるたびにおしっこチビっている妄想男子」とか
「アホのさ○た」とか
「リアルドールと生活をともにしたいマニア」とか
だったら、 上記とまったくおなじ環境におかれても「彼の正義」は全然ゆらがないので、まったくもって幸せに生きることができるわけです。
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まあ、でもこの記事を読んでいるあなたは、そこまで変態ではないと思うので、なんとかして自分の課題や問題点を克服して、理想の正義に自分を近づけたほうがいいのではないか?なんて考えちゃったりしちゃうわけですね。
でもまあ、はっきり言っておきますが、それはどだい無理です。
友達がいないのに友達は向こうから勝手にやってきてはくれません。もしあなたをめがけて友達がやってくるとしたら、それはカルト宗教の勧誘か、おそらく何かを売りつけようとしているに違いありません。
あなたの上司はこれまで毎日怒鳴っているのに、どうして明日から彼が怒鳴らないわけがありますか?あさっても来週も来月も怒鳴っているに違いないのです。
アホのさか○さんに、「努力して、宇治原さんになれ」というのは酷です。それは拷問のような仕打ちです。
まともな妙齢の男女ですら恋人がおらず、合コンにいそしんでいるというのに、合コンもセッティングできないあなたに恋人ができるわけがないでしょう。
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ちがうちがう!みんな方向性を根本から間違っているのです!!!
あなたは、あなたを取り巻く諸問題を解決したら、自分は幸せになれると考えています。それは大きな間違いです。
そんなものはひとつ解決しても、別の問題が出てくるのです。
仮に恋人ができても、デート中にスマホばっかりいじって自分を見てくれないと嘆くのは目に見えています。
結婚しても子供ができないとか、姑にいじめられるとか、次々難問は押し寄せます。
だ・か・ら
自分をとりまく正義のゆらぎに対して、自分やまわりを正義の方向に修正しようとするのは無駄ですからやめたほうがいいのです。
では、どうしたら幸せになれるのか。心の病を解消することができるのでしょうか?
仏教的な考え方をすれば、「そうした悩みの種になるものを全部捨てちゃいな!」ということになります。
「正義という設定や、こうありたいこうあるべきという欲望を捨てろ」
というわけです。
でも、それがカンタンにできるなら、この世は全員解脱者ばかりで、なーんにも欲望がないふわふわした人たちで満たされているはずです。でも、現実は違うし、誰もその境地に到達することができないから困っているのです。
そこで、究極の秘法をあなたに授けましょう!というわけです。
どんなに弱い人間でも、どんなにしょーもない人間でも、心の病を一発で治すことができる魔法のアイテム、それは
「優越感」
です。それが一番早い即効性のあるアイテムなのです。
優越感は、一見すると「何か、持ってはいけない悪いもの」のように思えるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
病気の人を見て、「ああ、自分はまだ幸せだ」とか、戦争のニュースをみて「平和は大事だ」とか、そういう「下を見て生きる」ことで、人は
「現状の自分が、まだマシである」という意味において「足ることを知る」
ことができるのです。
だから、ここは大いに活用して、まずは下を見て生きてみましょう。話はそれからです。
しかし、何も
「ああ、仕事場はひどいけれど奴隷でコロッセオにほり込まれるよりはマシだ」とか
「恋人はいないけれど、性器を切除されたわけじゃないので、自分でまだ楽しめる」とか
「アホだけど認知症じゃなくて良かった」とか
「漫画という友達がいるじゃないか」とか
そこまで卑屈になれと言っているわけではありません。
ちがう!それも大きく違います!
魔法のアイテム、優越感には、もうちょっと有効な使い方があるのです。
たとえば、いろいろ満たされないけれど、「わたしには可愛い絵が描けるから、それでなんとか自分を保てる」とか、「youtubeで歌をアップしていて、10万回再生された」とか、そんなしょーもないと自分でもわかっていることだけでも、そのちょっとした優越感はあなたを支えてくれるのです。
それを、素直に大事にしましょう。鼻でリコーダーが吹ける特技だってかまいません。
あなたがちょっとした優越感、そして「自分だけができる小さな喜び」を持っていることが、あなたを幸せへと導くのです。
話は飛ぶように感じるかもしれませんが、宗教というのはこの「優越感」を極限までシンプルにつきつめて、信者をとりこにします。
どういうことか。
「わたしだけが、あるいはわたしたちだけが、真実の神を崇拝している。だからわたしたちだけが、現世もしくは来世で救われるんだ」
という優越感こそが、宗教の本質です。
だから、自爆テロだって行えるのです。彼らは「この世を儚んで自殺をしている」わけではありません。
「自分は、この世の誰よりも神のために命を投げ打っている」
という優越感と自尊心が、自爆を恐れさせないのです。
そんな行為を、他人は「しょーもないことだ」と言うかもしれません。それは、あなたの小さな優越感が、他者からみれば「しょーもないこと」なのと同じです。
でも、あなた自身は、その小さな優越感をうまく活用して、幸せになればいいのです。
このアイテムは、ほんとうにしょーもないけれど、大きな力を秘めているのですから。
ちなみに、解脱者武庫川は、
「このセカイのすべてを、全部知ってるもんね!理解しちゃったもんね!悟っちゃったもんね!」
という超しょーもない優越感によって、満たされています。
しあわせなんだからねっ。
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