2016年8月12日金曜日
千日回峰行における「悟り」を追う ~修行に悟りはあるのか~
毎日暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
先日夏風邪のようなものにやられた武庫川は、今頃になって「実は熱中症だったのではないか?」と思うようになりました。
みなさまもご自愛くださいませ。
さて、世界中でTEDがけっこうブームになっていますが、大峰山千日回峰行を達成した塩沼さんの講義が上がっていましたので、今更ですがご紹介。
TEDって何かって?
ええ、下劣で下品で、毎晩売春婦を呼んで乱交パーティをするようなクマのぬいぐるみのことです。
世界中で大ヒットしたのでなんと「パート2」まで作られてしまいました。R指定ですが。
~~~~~~~~~~
って、そっちのtedじゃなーいい!!!!
http://ted-movie.jp/
TEDのほう!
https://www.ted.com/talks?language=ja
・・・まあ、世界中で「いろんな良い話」を講演会として提供しているプログラムのことです。
で、
http://headlines.yahoo.co.jp/ted?a=20160726-00000000-ted
に千日回峰行をやらはったお坊さんの講話が映像+本文全部で掲載されているので、
山岳系修行
が好きなグレートトラバースなあなたは一度くらい視聴するのもよいかと。
武庫川的には「仏教系山岳修行者、塩沼亮潤氏」と「アドベンチャー系山岳走破者、田中陽希氏」のスペシャル対談を聞いてみたいのですが。
☆NHKグレートトラバース ~日本百名山一筆書き~
http://www.greattraverse.com/
ちなみに、武庫川は激しいのはきらいですが、小登山は好きです。甲山とかね(爆)
けっこう、1人でものを考えたい時には、地元の山に登ったりします。誰もいない、小道を1人で歩くのは、よい精神修行になるものです。
千日回峰行というのは、もともとは比叡山で始められた、山を登って降りて歩きまくる修行ですが、比叡山は天台宗なので、密教系の修行として山登りをするのでしょう。
一方、大峰山は開祖が役小角(えんのおづの)ですから「山伏(修験道)」系の山登りですね。
~~~~~~~~~
さて、厳しい厳しい、それは死んでしまうような修行の果てに、塩沼氏が行き着いたものはどのような境地であったのか。
それが講義に出てくるわけですが、世界の宗教に詳しい武庫川としては、
「仏教の修行の話が、いつのまにか神道的自然観になってるんですけど」
とつっこまずにはいられません。
大自然に生かされている、という我々人類は、その前では平等でただ小さな存在である。というひとつの真理は、まさしく
神道
的な発想ですね。
彼のたどりついた境地を引用させてもらうならば、
”それを考えたならば、もっと心豊かに生きていかなければならないと思いました。自分の胸に手をやれば心臓が動いています。しかし、永遠に動いていることはないと思えば人生という与えられし限られた時間を大切に生きれるはずです。”
ということで、これは武庫川がいつも言っていることです。
私たちは、無常の世界の中に、なぜか生み落とされてしまった。では、その中で精一杯生きねば(そして楽しまなくては)損じゃないか。
という、武庫川の悟りと同じです。
武庫川は、千日も山に登るという激しい修行はしておりませんが、悟りに至っては共感できることが多々ありそうです。
しかし、どんな凡夫であっても達成できるというもう少し、軽めの行を江戸時代の川柳を引用しながら紹介しておきましょう!
『千摺は日本一の富士の山 甲斐で見るより、駿河一番』
・・・掻(か)くより、擦(す)るのがいいと江戸の人もいってます。
やっぱりtedやないかーい!!!!!!!!!
題して 千摺回峰行。
(女性の方には分かりにくいでしょうが、下ネタです)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿