2017年3月27日月曜日

出家女子は、還俗しました。 ~次郎法師、井伊直虎になる~



 NHK大河ドラマ「おんな城主井伊直虎」見てますか~?

 日曜日の放送、第12回は良かったですね。三浦春馬演じる「直親」が暗殺されるんだけれど、直親の無事を願って水垢離する柴咲コウのもとに、


 笑顔の三浦春馬が現れる・・・そんな夢まぼろし。


のシーンが。


 武庫川、号泣です。


 夢って現実とは逆になるんですよ。心理学的にもちゃんとそうなの。



 だから、笑顔で三浦春馬が柴咲コウの元に戻ってくる「夢まぼろし」を見るってことは、



 もう二度と会えない=死んでる



ことの象徴なわけで。



 なんでよりにもよってそんな演出やねん!と解脱者武庫川は、思わずこっちの世界へ引きずりもどされる始末。



 ええ、そうですよ。武庫川は泣き虫なのです。


「おとうちゃんなんで泣いとるん?」と息子にも笑われました。




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 さて、次郎法師は出家していたわけですが、還俗して井伊の領主「直虎」として立ち上がります。


 そんなわけでドラマの世界だけでなく、我が家へ逗留していた「出家女子」も無事還俗して新しい生活へと旅立ちました。



  パチパチパチ。



 まあ、そこへ至るまでは、ちょっと出家内容が濃かったので、私もすっごい肩入れしたために、言いたいことは全部本音で言ってしまったのですが、



 最後はケンカにはならずに、とりあえず快く送り出せる感じ(たぶん)



なので、良かったです。



 ・・・なんでケンカになるのか? そりゃ、互いに本音でぶつかったら、そうなる瞬間もあるよさ。


 モノを投げつける女子とか。怒鳴り返す武庫川とか。


 これはでも、出家には付きものの儀式みたいなもので。



  出家というのは、グレた心を解きほぐしてゆく時間なのですから。




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 そういえば、うちの奥さんの友達たちにも、出家女子のことがバレていたようで。


「○○ちゃんとこ女の子来てるってほんま?!」

「うん、来てるよ~」


みたいな。


 うちの奥さんは友達からは、「めっちゃ友達だけど、どこかに謎を秘めた女」認定されているらしく 出家女子の一人や二人くらい、いつものことだぜ!みたいな感じなので、もはや誰も一目置き過ぎて何も言えない感。



 出家女子が来る前にも奥さんは


「せっかく来るんやったら、もてなさなあかんな!」


とあれこれ準備をしたり、 すっごい時間をかけて2階の部屋を片付けたり、寒いだろうからストーブを移すとか、洗濯物を乾かせるように乾燥機を設置とか、なんかいろいろやってましたわ。


 出家中も、「献立は何にしよう」とか「何が喜ぶかな」とか、考えていたようで、ある日も女子を囲みながら



「今日は手巻き寿司じゃー!」



と、豪勢にイクラやら、マグロやらが出てきました。




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 うちの奥さんは、基本的にはとても女子たちの理解者です。


 「悩み深き少女の時代があり、鬱とグレとこの世の矛盾に嗚咽した思春期女子の時代があり、また大人になっても甘えんぼな私たちがいる」


ことをよく知っています。



 うちの奥さん自身が、グレ女子だった時代を回想しながら、若かりし武庫川に救われたことを思い出しているのかもしれません。


  出家女子達が、武庫川のところへやってきて慕うのも、よくよく理解できるのです。


 自分の夫は、昔からそういう人だったのですから。



 

 「私にとっては、今でもあなたは心から尊敬できる先生です」


と、この間奥さんに言われました。



 でも、もし過去に戻ることができるなら


「その時は、別の道を試しに選んでみるかな」


とも。  ・・・なんでやねん!!!





 




 



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