ずいぶんと気候もあたたかくなって、春が近づいている気がします。春といえば、変態が出没する季節ですが、いかがお過ごしでしょうか?どうも、不完全変態の武庫川散歩です。
ネットメンヘラのみなさんの間では、既に話題になっているそうですが、俗世に疎い私は最近知った名著があるそうですね。
『家の中にストーカーがいます “こころの風邪”などありません、それは“脳の病気”です』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00HA0WP4M/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B00HA0WP4M&linkCode=as2&tag=impressquickbooks-22
精神科医の林公一という方が書かれた精神科の相談事例集みたいなものですが、面白すぎ・・・(失礼)、気に入ってしまいました。
出版は電子書籍なので、書店には置かれていないと思いますが、心の病を疑っている方はぜひご一読をお勧めします。
林先生のキャラと回答については、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私はかなり好きです。
というより、思考パターンが似てる気がします(苦笑)。ああ、もちろん、私は精神科の専門家ではありません。あしからず。
ちなみに、原作を読みたいという方は、ネットにサイトがありますので、そちらをどうぞ。
Dr林のこころと脳の相談室
http://kokoro.squares.net/
すでに2600記事に達している精神科Q&Aが本体です。
林先生によれば、たぶんワタクシ武庫川散歩もかなりの変態もしくは病人なんだと思います(笑) 冗談ですよ。
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というわけで、個人的名作をいくつかピックアップ。タイトルにもなっている例のネタから。
Q.家の中にストーカーがいます。38歳の弟のことです。・・・・
http://kokoro.squares.net/psyqa1087.html
A.まさかとは思いますが、この「弟」とは、あなたの想像上の存在にすぎないのではないでしょうか。
Q.ここ数ヶ月の間に彼女の様子が少しおかしくなってきました。
http://kokoro.squares.net/psyqa1769.html
A.あなたは単にふられつつあるのではないでしょうか。
Q.メンヘラと呼ばれる人たちについて。
http://kokoro.squares.net/?p=951
A.まずメンヘラという呼び方をやめるのが先決でしょう。
まあ、この手の面白Q&Aはともかくとして、とにかく簡潔明快にお応えですので、ぜひ他の質問集もお読みくださいませ。
それにしても、林先生にメッタ切りにされるとわかっていて、どうしてこれだけたくさんの方が質問を寄せるのやら・・・・。もしかしたら、質問のお手紙が、全部想像の産物だったりして(笑)
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とまあ、かなり長めのマクラはさておき(←オイ)、世の中には「心が不自由な人」がえらくたくさんいるんだなあ、と改めて実感させられる林先生のサイトですが、私も前職の仕事柄多種多様な人々と関わりを持つことができたので、マジで
世の中には、本当に心が健康な人から、病の人までいろいろ実在している
ということを痛感しています。
そして、もっと言えば、健康状態が白で、病気状態が黒だと仮定した時に、
①まっ白な人なんて、ほとんどいない。
②たいていの人は、なんらかの意味でグレー。
③濃いグレーから、薄いグレーまで、連続的にいろんな人がめちゃくちゃグラデーションで存在する。
ということを体験上知ってしまったわけです。
それをたとえば一般的にはIQなどで判定して、「ここから上の数値は健常者、ここから下は知的障害」などと分類しているのですが、実際には、それ以外の要素で問題を抱える人なんて、山ほどいるわけです。
そりゃもう「痴的生涯」を送っている人もいれば、「片付けられない症候群」だっているし、精神病としての病名のつかない「こだわり」や「変な性格」まで含めてバラエティ豊かです。
結局、エンターテイメント解脱的には
全ての人類は、イカレポンチである(by武庫川散歩)
ということを悟らずにはいられません。そして、そのイカレポンチの度合いが、生活に何の支障もなければとりあえず健康、だと思わずにはいられないのです。
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