2016年7月13日水曜日

<勝手じゃない人生相談> メンタルに問題を抱えた家族がいます。どうすればいいのでしょう。



 毎度おなじみ読者からのお便りを元に語りまくる


「勝手じゃない人生相談」


のコーナーがやってまいりました。



 これまでは勝手に人生相談を頼まれもしないのに、連日強行していたのですが、相談が寄せられるようになっただけ、このブログも書いている価値が生まれてきたようです。




 さて、今日のお悩みは


「自分のことではなく、親族なのですが、心の病を抱えた家族がおり、周囲が疲弊してしまっています。どうすればいいのでしょう」


というものでした。


 私の親族にも、同志社大学を出た引きこもりと、ブサイクな男と結婚したのは親のせいだとグレてしまい、800万円の借金を抱えた嫁という2大問題児がいます。


 それぞれ、複雑な事情があるので、ひとくくりにできるような解決策はありませんが、たとえば同志社を出た引きこもりは、親がJRの偉い人なので、お金をたくさん持っています。


 その原資を元に息子は働かずにゴロゴロしているようなので、いつも親族の親族には


「そのお金を全額、武庫川に預けたらええねん」


と言っているのですが、まともに請合ってもらえません。



 どういうことか?



 お金がなまじっかあるから、息子は一人立ちできず、親もついつい金を出してしまうのです。


いっそ、そのお金を悪徳な人に全部根こそぎ取られたら、二人とも目が覚めるだろう!と誰もが思うところですが、悪徳な人に取られたら本当に家族が崩壊します。



 だ・か・ら!!!


悪徳でなく、かつ親族思いの心安らかな武庫川に全額預けることで、二人は立ち直り、そして資産も失われない、というすばらしい解決策なのですが、



 このすばらしい悟りを開いた仏のように優しい武庫川の提案よりも、お金が失われることが嫌だと思い続けている浅ましさが、二人を地獄へ突き落とす



ということを知るべきです。ですよね?!




 私の言ってることはおかしいですか?それとも悪徳な人にだまされたほうがよいのですか?




~~~~~~~~~~




 さて、金の亡者は滅んでしまえばいいのですが、いよいよ本題です。



 相談者さんのご親族の状況を整理します。


 お父さん、お母さん、お兄ちゃんと妹がいて、妹が末っ子だからか我侭に育ったらしくて手に負えないとのこと。


 家で暴れたり、暴言を吐いたり、あるいは口汚くののしるなどの乱行があるのと、気に入らないことがあると他人のせいにしてその他者を排除するようにけしかけるのだそうです。


 心の病を疑って、心療内科にも通院していますが、いっこうに良くならないので、


① 家族はどうすればいいのか

② 親族として手助けできることはあるか


ということがお悩みです。




 さて、武庫川は、これまでいろんな人種の人たちと接してきたり、関わりを持ってきましたが、


「健康な人と心の病や、心身の発達に問題がある人との間には、無限のグレーゾーンが広がっている」


と考えるようになりました。


 いわゆる、精神病とか、発達障害とか、IQが低いとか、健常とか、健康とか。そういう枠でくくれないほど、この世界の住人は、いろいろなところに問題があったり、グレーな部分があったりするのです。


 ですから、 この娘さんが、本当に心の病のメンヘラなのか、それとも単なる我侭なのか、それは直接会ってもわからないぐらい難しいことだと思います。




 ちなみに、わたくし武庫川は、これまで数名の「心に闇を抱えた女子」とハートフルな交流をつづけてきましたが、


Aの子は、最終的に完全に拒絶し、その子の親から「ストーカーで警察に訴えるぞ」という電話がかかってくるという結末


を迎えました。 すごいでしょ?武庫川ストーカーだったのです。



Bの子は、武庫川がその子に「寂しがり屋なだけじゃないの?」と言うと、「私を寂しがり屋呼ばわりするやつは絶交するぞ!」といわれ


ました。 すごいでしょ?絶交ですよ。21世紀少年なんです。バッハッハーい。




 どちらがメンヘラで、どちらがまともかわかりますか?



 ちなみに、Aの女子はパニック障害で通院歴があります。Bの女子は躁鬱で通院暦があります。




 繰り返しますが、どちらがメンタルかわかります?


 ちなみに、武庫川もうつ病で通院暦がありますが、何か?


 うちの嫁は結婚して3日目で、鎮痛剤を山ほど飲んで「なにか未遂」をしましたが何か?



 はい!全員アウト!!!!




 ・・・冗談はさておき。




 このメンバーで、おそらく本当に心に問題を抱えているのはAさんだけです。あとはみな健常です。

 うちの嫁は寂しかっただけだし、私も寂しかっただけだし、B子さんも寂しいだけなんです。


 Aさんは境界性人格障害の疑いが強く、私も手を焼きました。Bさんはめっちゃいい子です。ちょっと若かりし頃グレただけなんです。


 ただ、だからといって、何がしかの問題行動が起きていることは事実ですから、考え方としては2パターンあります。







<第一のパターン 結果にコミットする。ムコザップ>

 ♪ダダンッダダンッダダン、、、. チャラ~ララ~ラララララ


 結果にコミットする、ムコザップです。娘が暴れるのが問題で、なんとかしたいのであれば、精神安定剤を山ほどぶちこんで黙らせればいいのです。


心療内科ではだめです。山奥の精神病院がよろしい。「数ヶ月は出せませんがいいですか?」と判子も押さなくてはいけませんが、覚悟の上です。


結果、平穏が訪れます。







<第二のパターン 原因にコミットする。ガワザップ>

  ♪ダダンッダダンッダダン、、、. チャラ~ララ~ラララララ

 そんな結果を望んでいないのであれば、原因を遡る以外にありません。

 そもそも、親の対応に問題があるのであれば、変えなくてはいけません。

 手を焼く娘にでも、どんなに嫌なことでも、立ち向かわなくてはなりません。


 だいたい、こうなるまでほって置いたのは、親や関係者が「対決するくらい、向き合うのが怖かったり、嫌だったから先延ばしにしてきた」からなのです。

 
 私が、いろいろな人に関わるときに、モットーとしていることがあります。


 それは、全力で愛し、全力で叱るということです。


 応援し、味方になるときは、全力です。


 全身全霊をかけて、その人をバックアップするのです。そして、それと全くおなじように、


「それは違う、それは間違っている。それは私は嫌いだ!」


ということも、徹底的にぶちかまします。



 なので、よく女性に恋されてしまいますが、それはまた別のお話。





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 私にも子供がおりますが、子供に対して全く同じように接しています。


 全力で喜び、全力で楽しみ、全力で悲しみ、全力で叱り、全力で憂う


 この武庫川の愛を以ってしても、子供たちはやはり迷い、誤りを犯し、時にはグレたりします。


それでも、おなじことの繰り返しです。




 相談者さまのご家族が、全力で向き合うおつもりがなければ、無理です。


 表面だけ取り繕って、逃げて先送りをしても、それは全部自分に跳ね返ってくるのです。


 
 仏教的にいえば



 ♪ 親の因果が~あああああ 子に祟りいいいいい♪



と言ったところでしょうか。




 全力で愛されたいあなた、お便り待ってます。







 



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